セッション情報 | Young Investigator Session(卒後3-5年迄) |
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タイトル | Y6-02:上行結腸動静脈奇形の1例 |
演者 | 千品 寛和(近畿大学 医学部 消化器内科) |
共同演者 | 峯 宏昌(近畿大学 医学部 消化器内科), 南 知宏(近畿大学 医学部 消化器内科), 田中 梨絵(近畿大学 医学部 消化器内科), 山田 光成(近畿大学 医学部 消化器内科), 足立 哲平(近畿大学 医学部 消化器内科), 高山 政樹(近畿大学 医学部 消化器内科), 永井 知行(近畿大学 医学部 消化器内科), 川崎 正憲(近畿大学 医学部 消化器内科), 朝隈 豊(近畿大学 医学部 消化器内科), 櫻井 俊治(近畿大学 医学部 消化器内科), 松井 繁長(近畿大学 医学部 消化器内科), 樫田 博史(近畿大学 医学部 消化器内科), 工藤 正俊(近畿大学 医学部 消化器内科), 杉浦 史哲(近畿大学 医学部 外科), 上田 和毅(近畿大学 医学部 外科), 奥野 清隆(近畿大学 医学部 外科), 筑後 孝章(近畿大学 医学部 病理学), 佐藤 隆夫(近畿大学 医学部 病理学) |
抄録 | 【症例】71歳の女性。2001年に大腸癌で腹腔鏡下S状結腸切除術の既往例あり。【現病歴】2007年に下血と貧血を認め入院となった。下部消化管内視鏡を施行し、バウヒン弁の対側に2か所と肝弯曲に拡張、蛇行した血管の集簇を認め、当初は毛細血管拡張症と診断した。内視鏡的にアルゴンプラズマ凝固法(APC)やクリッピングでの止血術を行った。その後再出血を年1回程度で繰り返し、その都度内視鏡止血術や輸血で対応していた。2012年10月出血が頻回となったため造影CT検査を施行したところ、上行結腸壁に屈曲、蛇行する動脈の拡張と軽度の静脈も拡張をみとめ、動静脈奇形と診断した。外科的治療の方針となった。2012年11月に腹腔鏡下右半結腸切除術を施行した。術後合併症なく経過良好にて退院となった。手術標本では粘膜下層に小動脈、小静脈が限局性に密に分布している部位を多数認め、一部では通常見られないほどの筋層の肥厚を伴った動脈を認め、動静脈奇形であった。【まとめ】本症例はS状結腸切除手術の影響で結腸動静脈奇形を来たしたと考えられ、文献的考察を加えて報告する。 |
索引用語 | 動静脈奇形, 毛細血管拡張症 |