セッション情報 Freshman Session(卒後2年迄)

タイトル F4-08:

ダブルバルーン内視鏡検査にて診断した原発性小腸癌の一例

演者 井関 隼也(関西電力病院 消化器内科)
共同演者 有村 眸(関西電力病院 消化器内科), 南 有沙(関西電力病院 消化器内科), 北村 陽介(関西電力病院 消化器内科), 東 恵史郎(関西電力病院 消化器内科), 野口 麻希子(関西電力病院 消化器内科), 幡丸 夏子(関西電力病院 消化器内科), 藤原 幹夫(関西電力病院 消化器内科), 池田 一毅(関西電力病院 消化器内科), 魚瀬 優(関西電力病院 消化器内科), 染田 仁(関西電力病院 消化器内科), 中村 武史(関西電力病院 消化器内科)
抄録 【症例】70歳代女性【主訴】食思不振【既往歴】早期胃癌(ESD後)、C型肝炎(carrier)【現病歴】2013年X月初旬より上腹部不快感を自覚し、近医にて上部消化管内視鏡検査施行されるも異常を指摘されなかった。以後症状持続し、2ヶ月後より食思不振を生じ、体重減少を認め、改善しないため、精査加療目的に当科入院となる。【入院時現症】BP 149/74mmHg 、HR 58bpm、BT 36.4℃、腹部:膨満、軟、圧痛なし、腸蠕動音亢進【経過】入院時の造影CT検査にて、近位空腸に全周性の壁肥厚が存在し、同部位より口側の小腸拡張を認め、小腸腫瘍に伴うイレウスが疑われた。入院後、保存的加療により経過観察したところ、イレウスは改善傾向を認めた。第6病日、PET-CT検査施行し、病変と考えられる部位に異常集積あるも、他に転移等を疑う所見を認めなかった。第14病日、ダブルバルーン内視鏡検査施行し、近位空腸に全周性の2型病変あり、ガストロ造影にてapple-core signを認め、狭窄部より肛門側へのscopeの挿入は困難であった。生検結果は高分化型管状腺癌であり、第18病日、原発性小腸癌(cT3N0M0 stageII)の診断で、腹腔鏡補助下小腸部分切除術施行した。腹腔内に明らかな播種病変を認めず、近位のリンパ節転移も認めなかった。病理診断は中分化型管状腺癌であり、最終診断は原発性小腸癌(pT3N0M0 stageII)であった。術後、明らかな合併症無く経過し、第36病日、退院となる。【考察】小腸癌は、小腸の上皮性悪性腫瘍であり、消化器癌の約1~2%程度とされている比較的稀な疾患である。本症について、若干の文献的考察を踏まえ、報告する。
索引用語 小腸癌, ダブルバルーン内視鏡