セッション情報 | Young Investigator Session(卒後3-5年迄) |
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タイトル | Y3-02:診断に難渋した十二指腸隆起性潰瘍性病変の一例 |
演者 | 岡元 寿樹(近畿大学医学部消化器内科) |
共同演者 | 永井 知行(近畿大学医学部消化器内科), 山田 光成(近畿大学医学部消化器内科), 足立 哲平(近畿大学医学部消化器内科), 高山 政樹(近畿大学医学部消化器内科), 峯 宏昌(近畿大学医学部消化器内科), 川崎 正憲(近畿大学医学部消化器内科), 朝隈 豊(近畿大学医学部消化器内科), 櫻井 俊治(近畿大学医学部消化器内科), 松井 繁長(近畿大学医学部消化器内科), 樫田 博史(近畿大学医学部消化器内科), 工藤 正俊(近畿大学医学部消化器内科), 田中 裕美子(近畿大学医学部消化器内科), 石川 原(近畿大学医学部消化器内科), 竹山 宜典(近畿大学医学部消化器内科) |
抄録 | 【患者】70歳女性【主訴】心窩部痛【既往歴・家族歴】骨粗鬆症、緑内障【現病歴】H25年4月に心窩部痛を主訴に当院消化器内科を受診され、上部内視鏡検査施行した。上部消化管内視鏡がぎりぎり届く位置の十二指腸下行脚に、一部くずれた周堤を伴った隆起性病変を認め、進行癌を疑い生検施行したが陰性だった。十二指腸潰瘍との診断結果だった。【経過】スコープをシングルバルーン小腸内視鏡に変更し、病変部に近接し生検施行したが陰性だった。PPI処方し、一か月後フォローの内視鏡検査施行。病変は縮小化しており、生検施行するとGroup2を認めたために、PET検査施行。十二指腸水平脚近傍にFDGの集積を認めた。側視鏡にて精査、生検を追加施行したが明らかな癌とは診断できなかった。PPI投与にて症状は改善しており、病変も縮小傾向であったため再び一か月後フォローとした。再度側視鏡にて生検施行しMIB-1陽性、p-53弱陽性だった。病変部深達度評価の目的でEUS検査を施行。IPMNが疑われERPC検査を追加。主膵管の狭窄と膵管下頭枝からの造影剤と流出を認め、IPMNの十二指腸穿破と診断された。外科にコンサルトとなり現在手術待機中である。診断までに難渋した症例であり、若干の文献的考察を加えて報告する。 |
索引用語 | IPMN, 十二指腸 |