セッション情報 |
シンポジウム「中国地方における消化器病専門女性医師の活躍と環境整備」
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タイトル |
S-04:地域中核病院における消化器病専門女性医師の現況と将来展望
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演者 |
柚木 直子(赤磐医師会病院) |
共同演者 |
蓮尾 英明(赤磐医師会病院), 緒方 正敏(赤磐医師会病院), 川口 憲二(赤磐医師会病院) |
抄録 |
当院は岡山県東部の病床数200床あまりの地域中核病院である。消化器内科と消化器外科の医師が常勤であることもあり消化器疾患の症例が多い病院でもある。消化器疾患を診療していて、患者さん側からの女性医師の需要もふえてきていると実感している。私は消化器内視鏡を専門として働いてきた。緊急処置があったり、体力のいるイメージが強いのが消化器科であるが、少しの工夫と努力で性別にこだわることなく働ける科であると考える。今までの勤務経験から感じたことを振り返り、自分の働き方が、今後消化器科を専門としようとする女性医師の参考になり、また当院でも今後もとお自分と同じような医師が働ける環境を作るきっかけになればと思い、そのために必要だと思われることをまとめてみた。1,まずは、働く本人が「やる気」と「情熱」をもつ。2,勤務時間、勤務内容の柔軟性をもって働けるように、複数の女性医師が集まって働けるようにする。それぞれの事情に応じた勤務時間、勤務内容を選べるようにする。男性医師も含めてシフトをくんでチームで働く。チームで働くので入院中の患者さんについては、全員が病状を理解でき、緊急時にも対応できるメリットもある。電子カルテやファイリングシステムのこれだけ進歩、普及した現在,カンファレンスの仕方も工夫をすれば病棟勤務も可能と考える。3、経験を重ねてきた女性医師は後進の継続のために、できる限り勤務を継続する4、託児所(できれば24時間)を整備する5、男性、女性の別なく、男性医師も必要な休暇をとってもらい理解をふかめること6、病院側は上記環境を整えるために、協力をする現在の自分の勤務状況を顧みて検討し、複数の女性消化器女性医師が男性医師と一緒にチームで働く環境づくりをしていけば、新しい時代の病院作りが模索できるのではないかと考えていて、実行してみたいと思っている。多くの意見を頂きたい。 |
索引用語 |
地方病院, 消化器病専門女性医師 |