セッション情報 | 中国支部研修医奨励賞(卒後2年目迄) |
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タイトル | JR04:出血を繰り返している腎癌胃転移の一例 |
演者 | 岡部 宏樹(国立病院機構関門医療センター 総合診療部) |
共同演者 | 柳井 秀雄(国立病院機構関門医療センター 臨床研究部), 高森 信吉(国立病院機構関門医療センター 総合診療部), 鄭 泰秀(国立病院機構関門医療センター 泌尿器科), 中鉢 龍徳(国立病院機構関門医療センター 消化器内科), 原野 恵(国立病院機構関門医療センター 消化器内科), 坂口 栄樹(国立病院機構関門医療センター 消化器内科), 村上 知之(国立病院機構関門医療センター 病理), 五嶋 敦史(萩市民病院 消化器内科) |
抄録 | 症例は60歳代男性。 平成20年4月に腎のclear cell carcinomaにて近医で腹腔鏡補助下右腎摘除術を受けた。 その後、縦隔リンパ節転移に対しsorafenibで加療するもPD。 平成23年5月には、前医EGDにて胃に転移病変を認めた。 さらにその後、骨転移に対して手術・放射線療法などを行っていた。 H24年4月以降は、胃病変からの出血により吐下血を繰り返し、姑息的に内視鏡的止血を行い輸血を施行している。胃の転移病変は、H23年には胃体中部大弯の径1cmほどの発赤調山田II型隆起で、生検結果は腎癌転移であった。 当初は出血無かったものの、平成24年4月には増大とHb低下を認め、表面も発赤調粗造と成った。 その後、同部よりの出血に対して、難渋するも、クリップ・ボスミン生食局注・電気凝固等による姑息的な止血を繰り返している。 胃への転移病変は、徐々に増加している。腎癌胃転移の稀な症例を経験しているので、文献的考察を含め報告する。 |
索引用語 | 胃転移, 腎癌 |