セッション情報 一般演題

タイトル 57:

ロスバスタチンカルシウムによる肝障害の1例

演者 大西 理乃(総合病院 岡山市立市民病院 肝疾患センター)
共同演者 狩山 和也(総合病院 岡山市立市民病院 肝疾患センター), 大山 淳史(総合病院 岡山市立市民病院 肝疾患センター), 湧田 暁子(総合病院 岡山市立市民病院 肝疾患センター), 能祖 一裕(総合病院 岡山市立市民病院 肝疾患センターDELIMITER岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 分子肝臓病学), 佐藤 雄基(総合病院 岡山市立市民病院 消化器疾患センター), 西村 守(総合病院 岡山市立市民病院 消化器疾患センター), 難波 次郎(総合病院 岡山市立市民病院 消化器疾患センター), 東 俊宏(総合病院 岡山市立市民病院 肝疾患センターDELIMITER総合病院 岡山市立市民病院 消化器疾患センター)
抄録 【症例】67歳男性【主訴】なし【既往歴】40歳頃に肝機能障害にて加療歴あり(詳細不明)。3年前に鼡径ヘルニアの手術を施行。術後に創部がケロイド化し当院皮膚科にて加療中。高血圧、高脂血症、前立腺肥大あり。【現病歴】高血圧、高脂血症、前立腺肥大で近医通院中であった。平成25年2月の血液検査で初めて肝機能異常を指摘され、その後の再検査にて肝機能障害の増悪を認めたため、平成25年3月に精査加療目的にて当院紹介受診した。【経過】急性肝障害にて入院加療を開始した。既知の肝炎ウイルス、サイトメガロウイルス、EBウイルスの関与は否定的であった。内服薬を中止し経過を見た所、肝機能は順調に改善認めた。薬剤性の可能性が高いと考え、リンパ球幼若化試験(DLST)を施行した所、ロスバスタチンカルシウムが陽性であった。【結語】スタチンはHMG-CoA還元酵素阻害作用により強力なLDL-コレステロール低下作用を示すことから、高コレステロール血症の薬物治療における第一選択薬として使用されている。スタチンによる肝機能障害の報告は薬剤により異なり、本邦におけるロスバスタチンカルシウムによる肝機能障害の報告は少ない。今回我々はロスバスタチンカルシウムによる急性肝障害の1例を経験したので、若干の文献的考察を加え報告する。
索引用語 薬剤性肝障害, ロスバスタチンカルシウム