セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 35:免疫調整剤と抗TNF-α抗体製剤にて寛解維持している単純性潰瘍の一例 |
演者 | 山本 宗平(鳥取大学医学部付属病院機能病態内科学) |
共同演者 | 八島 一夫(鳥取大学医学部付属病院機能病態内科学), 斧山 巧(鳥取大学医学部付属病院機能病態内科学), 川田 壮一郎(鳥取大学医学部付属病院機能病態内科学), 澤田 慎太郎(鳥取大学医学部付属病院機能病態内科学), 今本 龍(鳥取大学医学部付属病院機能病態内科学), 池淵 雄一郎(鳥取大学医学部付属病院機能病態内科学), 安倍 良(鳥取大学医学部付属病院機能病態内科学), 松本 和也(鳥取大学医学部付属病院機能病態内科学), 河口 剛一郎(鳥取大学医学部付属病院機能病態内科学), 原田 賢一(鳥取大学医学部付属病院機能病態内科学), 村脇 義和(鳥取大学医学部付属病院機能病態内科学) |
抄録 | 症例は52歳、男性。2009年11月頃より右下腹部痛が出現した。近医にて12月中旬に大腸内視鏡検査(CS)施行され、回盲部病変が疑われ、精査加療目的にて12月下旬に当科紹介となった。軽度炎症反応上昇を認めたが、便培養陰性、クオンティフェロン陰性であった。CSでは回腸末端に深掘れ潰瘍を認め、生検では非特異的炎症所見のみであった。CTでは回腸週末部の壁肥厚と周囲脂肪織の混濁を認めた。時に口内炎出現することはあったが、その他にベーチェット病の所見もなく、HLAB51も陰性であった。以上より単純性潰瘍と診断した。5-ASA投与するも肝障害出現し、中止。腹部症状増悪し、絶食腸管安静にても改善せず。腹膜刺激徴候も出現するようになり、2010年2月下旬に魁皇部切除術を施行した。病理所見では非特異的炎症反応所見であり、単純性潰瘍に矛盾しなかった。その後、一旦症状は消失したが、9月頃より再び右下腹部痛出現、炎症反応も上昇傾向となった。CS,CTにても再燃明らかであり、2011年1月より抗TNF-α抗体製剤開始した。効果あるも十分な改善なく、4月よりアザチオプリン50mgより開始するも、寛解に至らなかった。病変コントロール困難と考え、2011年8月再手術を施行した。その後アザチオプリン、抗TNF-α抗体製剤を敬三kし、現在も寛解維持している。 |
索引用語 | 腸管ベーチェット病, 抗TNF-α抗体 |