セッション情報 一般演題(後期研修医)

タイトル 17:

Hemosuccus pancreatitisを合併したIPMCの1例

演者 相引 利彦(愛媛県立中央病院 消化器内科)
共同演者 宮田 英樹(愛媛県立中央病院 消化器内科), 平岡 淳(愛媛県立中央病院 消化器内科), 谷平 哲哉(愛媛県立中央病院 消化器内科), 中原 弘雅(愛媛県立中央病院 消化器内科), 山子 泰加(愛媛県立中央病院 消化器内科), 達川 はるか(愛媛県立中央病院 消化器内科), 白石 明子(愛媛県立中央病院 消化器内科), 奥平 知成(愛媛県立中央病院 消化器内科), 畔元 信明(愛媛県立中央病院 消化器内科), 二宮 朋之(愛媛県立中央病院 消化器内科), 道堯 浩二郎(愛媛県立中央病院 消化器内科)
抄録 症例は79歳男性。高血圧、狭心症にて近医通院中であったが、定期採血にて貧血を指摘された。上部下部内視鏡にて異常を認めなかったため、精査目的に当院紹介となった。上部内視鏡にて乳頭部からoozingを認めた。同日施行したCTにて膵体部に嚢胞性病変と尾側膵管の拡張を認め、Hemosuccus pancreatitis(HP)と診断した。EUSでは直径30mm大の低エコー性腫瘤の内部に20mm大の嚢胞性病変を認め充実性腫瘤の内部変性壊死が考えられた。再度施行したdynamic CTでは、嚢胞頭側に造影不領域を認めた。確定診断のためERPを施行した。乳頭から出血を認め、主膵管は体部で途絶していた。主膵管内には粘液あるいは血液と考えられる可動性のある透亮像を認めた。5Fr ENPDを途絶部に留置し膵液細胞診を施行した。3回ともadenocarcinomaであり、嚢胞変性した通常型膵管癌あるいはIPMCを疑った。出血の責任血管精査のためにangioを施行したが、膵内血管にencasementを認めず、責任血管も同定困難であった。当院外科にて脾合併膵体尾部切除を施行していただいた。病理組織は、tumor size、3.2×2.4×1.8cm のinvasive ductal carcinoma in IPMNであった。IPMCからのHPは、現在までに報告がなく、稀であると考えられたため、若干の文献的考察を加え報告する。
索引用語 Hemosuccus pancreatitis, IPMC