セッション情報 一般演題

タイトル 10:

当科における腹腔鏡下肝手術の経験

演者 上月 章史(高知医療センター 消化器外科)
共同演者 志摩 泰生(高知医療センター 消化器外科), 岡林 雄大(高知医療センター 消化器外科), 住吉 辰朗(高知医療センター 消化器外科), 伊達 慶一(高知医療センター 消化器外科), 公文 剣斗(高知医療センター 消化器外科), 岡添 友洋(高知医療センター 消化器外科), 藤原 聡史(高知医療センター 消化器外科), 徳丸 哲平(高知医療センター 消化器外科), 齋坂 雄一(高知医療センター 消化器外科), 田中 公章(高知医療センター 消化器外科), 寺石 文則(高知医療センター 消化器外科), 高畠 大典(高知医療センター 消化器外科), 尾崎 和秀(高知医療センター 消化器外科), 澁谷 祐一(高知医療センター 消化器外科), 石川 忠則(高知医療センター 消化器外科), 中村 敏夫(高知医療センター 消化器外科), 福井 康雄(高知医療センター 消化器外科), 西岡 豊(高知医療センター 消化器外科), 谷木 利勝(高知医療センター 消化器外科)
抄録 腹腔鏡下手術はその低侵襲性から各臓器の手術において急速に広まり、肝臓手術においてもデバイスの進歩などにより出血のコントロールや脈管処理が安全に行えるようになり、施行可能となってきた。肝臓は胸郭に囲まれた解剖学的な位置の問題から、切除にあたっては大きな開腹創を必要とするが、腹腔鏡下肝手術では有意に創の縮小が得られるため、非常に有用な手術手技と考えられる。われわれは2012年9月から腹腔鏡下肝手術を導入し、肝左葉系の良性肝腫瘍、転移性肝癌に対するPure-Lap(pure-laparoscopic procedure)から開始し、肝細胞癌・肝硬変症例へと適応を拡大し、肝右葉系への腫瘍に対してもHybrid techniqueによりHALS(hand-assisted laparoscopic surgery)で肝右葉を脱転し、小開腹創での肝切除を行っている。現在までに腹腔鏡下肝切除を11例施行した。Pure-Lapは9例で、外側区域部分切除5例(血管筋脂肪腫1例、肝転移1例、HCC3例)、S2亜区域切除1例(肝転移)、外側区域切除1例(血管腫)、S5部分切除2例(HCC2例、1例はHALS脾摘併施)。Hybridは2例で、S8部分切除1例(肝転移)、S5亜区域切除1例(HCC、S8RFA併施)。また、腹腔鏡下RFAを2例に施行した(S3:1例、S5:1例(HALS脾摘併施)、ともにHCC)。全例術後合併症なく経過され、術後5~9日目に退院となっている。腹腔鏡下肝手術を導入してまもないが良好な結果を得られており、当科での腹腔鏡下肝手術の結果と手術手技を供覧する。
索引用語 腹腔鏡下肝手術, 腹腔鏡下肝切除