セッション情報 ワークショップ15(消化器外科学会・消化器病学会・消化器内視鏡学会合同)

総胆管結石症に対する治療法の選択と長期成績 (EST:内視鏡的治療 vs LCBDE:腹腔鏡下手術)

タイトル 消W15-8追:

ESTによる総胆管結石治療後の長期成績

演者 上田 城久朗(熊本地域医療センター・内科)
共同演者 明石 隆吉(熊本市医師会ヘルスケアセンター), 清住 雄昭(熊本地域医療センター・内科)
抄録 当センターでは総胆管結石に対し、EST (内視鏡的乳頭括約筋切開術)を基本とする内視鏡治療を行っている。1993年4月から2004年3月までの期間にESTにより完全切石を行った762例を対象とし、2008年4月をエンドポイントと設定して1年から11年間の経過観察 (平均観察期間 5年11ヶ月)を行い再発の危険因子を検討したところ、胆管結石の再発が71例に認められ、70歳以上・男性・胆管径15mm以上の各々の項目が独立した再発の危険因子であったことを過去に報告している。また、有石胆嚢を温存した場合は胆管結石の再発率が高くなること、対象の8例に胆道癌が発症したこと等を併せて報告している。 既報の対象 (同じ母集団)について、2011年4月をエンドポイントとして3年間観察期間を延長した場合、再発率や危険因子がどのように変化するか検討して報告する。
索引用語 総胆管結石, 再発