セッション情報 | 専修医発表(卒後3-5年) |
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タイトル | 専49:結腸癌術後大動脈周囲リンパ節再発に対し化学療法が著効し1例 |
演者 | 村端 秀映(熊本大学医学部付属病院消化器外科) |
共同演者 | 坂本 快郎(熊本大学医学部付属病院消化器外科), 今村 裕(熊本大学医学部付属病院消化器外科), 井田 智(熊本大学医学部付属病院消化器外科), 岩上 志朗(熊本大学医学部付属病院消化器外科), 馬場 祥史(熊本大学医学部付属病院消化器外科), 石本 崇胤(熊本大学医学部付属病院消化器外科), 宮本 裕士(熊本大学医学部付属病院消化器外科), 吉田 直矢(熊本大学医学部付属病院消化器外科), 馬場 秀夫(熊本大学医学部付属病院消化器外科) |
抄録 | 【はじめに】大腸癌において、化学療法単独での根治率は極めて低い。今回、大腸癌術後の大動脈周囲リンパ節転移再発(PALN)に対し化学療法が著効し画像上Complete Responseが得られ生存中の1例を経験したので報告する。【症例】62歳、男性。下行結腸癌に対し2008年3月左半結腸切除術施行、2011年7月にPALNの疑いにて当院紹介となった。CTガイド下生検にてPALNの確定診断を得た。KRASがWild typeであったため2011年8月よりPanitumab+modified FOLFOX6投与を開始した。同年10月にPR in、12月にはPRが確定し、2012年10月19日のPET-CTでは集積が消失し、腫瘍マーカーの陰転化も認めた。有害事象としてのGrade 3の皮疹・爪周囲炎、Grade 2の末梢神経障害を認めPanitumab、Oxaliplatinを休薬中だが現在もCR継続中である。【結語】大腸癌PALNを認める症例に対して化学療法が著効する例があり、投与による効果を期待できる。 |
索引用語 | 大腸癌, 化学療法 |