セッション情報 一般演題

タイトル 102:

GelPointを用いた単孔+1腹腔鏡下総胆管結石載石術

演者 前川 恭一郎(長崎大学病院 移植・消化器外科)
共同演者 曽山 明彦(長崎大学病院 移植・消化器外科), 北里  周(長崎大学病院 移植・消化器外科), 釘山 統太(長崎大学病院 移植・消化器外科), 足立 智彦(長崎大学病院 移植・消化器外科), 日高 匡章(長崎大学病院 移植・消化器外科), 藤田 文彦(長崎大学病院 移植・消化器外科), 金高 賢悟(長崎大学病院 移植・消化器外科), 高槻 光寿(長崎大学病院 移植・消化器外科), 黒木 保(長崎大学病院 移植・消化器外科), 江口 晋(長崎大学病院 移植・消化器外科)
抄録 【はじめに】腹腔鏡手術において、整容性に勝る単孔式腹腔鏡手術は近年急速に普及し、総胆管結石載石術にも応用可能となった。単孔式は従来の腹腔鏡手術の原則であるtriangle formationに反しており、手術の質を保つために様々な工夫が必要である。今回我々は総胆管結石に対するGel Pointを用いた単孔+1腹腔鏡下総胆管載石術について手技と工夫を紹介する。【症例】77歳男性。総胆管結石に対し2013年6月に単孔式腹腔鏡下総胆管載石術施行。【手術手技】仰臥位にて臍部切開にて開腹しジェルポイントを装着。カメラは5mmフレキシブルスコープを使用した。右季肋下より3ミリポートを挿入し助手用鉗子として用いた。順行性に胆嚢を遊離した後、総胆管前面を切開し、生食注入法にて総胆管からの結石排出および洗浄を行う。総胆管内の遺残結石探索には細径胆道鏡を用いる。3mmポートから挿入可能でこれにより十分に胆管内を検索可能である。手術時間218分。出血量30g。合併症なく術後6日目に退院。【結語】Gel Pointを用いた単孔+1総胆管結石載石術は整容性にも優れ、安全・確実に施行できる有用な術式である。
索引用語 単孔, 総胆管結石