セッション情報 | 研修医発表(卒後2年迄) |
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タイトル | 研04:内視鏡的に切除し得たgastritis cystica profundaの1例 |
演者 | 荒田 緑(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野) |
共同演者 | 坂口 舞(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野), 三池 忠(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野), 上原 なつみ(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野), 鈴木 翔(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野), 夏田 朱一郎(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野), 山路 卓巳(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野), 安倍 弘生(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野), 山本 章二朗(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野), 岩切 久芳(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野), 蓮池 悟(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野), 宮田 義史(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野), 永田 賢治(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野), 頼田 顕辞(宮崎大学医学部病理学講座 腫瘍・再生病態学分野), 片岡 寛章(宮崎大学医学部病理学講座 腫瘍・再生病態学分野), 下田 和哉(宮崎大学医学部内科学講座 消化器血液学分野) |
抄録 | 【症例】63歳男性。【現病歴】2012年6月の検診の胃透視にて胃体下部大弯に粘膜隆起を指摘され近医受診した。上部消化管内視鏡検査にて同部に径10mm程度の粘膜下腫瘍様の隆起を認めた。近医にて定期的にfollowされていたが、腫瘤の増大を認め、精査のため当科紹介となった。超音波内視鏡検査にて第2-3層を主座とする隔壁を有する多房性の腫瘤で、第4層は保たれていた。本人家族より積極的な内視鏡加療を希望され、2013年6月に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を施行した。術中術後有意な偶発症は認めず、フックナイフにて一括完全切除した。切除標本の病理組織所見にて粘膜下層に嚢胞状拡張腺管を認め、gastritis cystica profunda(GCP)と診断された。【考察】GCPは残胃吻合部にみられる特異的な胃炎であると考えられ、一般的には非胃切除症例に発生するGCPはまれであるとされている。今回、われわれは非典型的なGCPの1例を経験したので文献的考察を加えて報告する。 |
索引用語 | gastritis cystica profunda, ESD |