セッション情報 | ワークショップ2「消化器がんの薬物療法」 |
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タイトル | WS2-01:食道癌術後再発・切除不能例に対する2nd/3rd lineとしてとしてのDocetaxel/CDDP/5FU併用療法 |
演者 | 内門 泰斗(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科) |
共同演者 | 奥村 浩(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科), 尾本 至(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科), 喜多 芳昭(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科), 大脇 哲洋(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科), 松本 正隆(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科), 瀬戸山 徹郎(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科), 有上 貴明(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科), 上之園 芳一(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科), 石神 純也(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科), 新地 洋之(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科), 上野 真一(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科), 夏越 祥次(鹿児島大学大学院腫瘍制御学消化器外科) |
抄録 | (はじめに)食道癌の術後再発例,切除不能例に対する化学療法の2nd/3rd lineとしてさまざまな併用化学療法の報告が散見されるが, 5FU+CDDPを上回る利点はいまだ証明されていない.今回,当科において施行されたDocetaxel+CDDP+5FU療法(DCF療法)について検討した.(対象)術後再発例;18例(47%),切除不能例;22例(53%)の40例を対象とした.(結果)DFC療法の前治療は,化学放射線療法;29例(72.5%),放射線療法;2例(5%),FP療法;9例(22.5%)で,平均3.8クール(1-18クール)行い,治療効果は,CR;3例(7.5%),PR;6例(15%),SD;12例(30%),PD;19例(47.5%)であった.有害事象は,脱毛がgrade1;全例,好中球含む白血球減少がgrade2;8例(20%),grade3;9例(22.5%),grade4;1例(2.5%)で,貧血がgrade3;1例(2.5%),食欲不振がgrade3;2例(5%)であった.DFC療法2クール後の評価でCR/PR/SD群ではTime to Progresionの中央値が14.4カ月,Overall Survivalの中央値は22.3ヶ月で,有意にPD群より延長していた。(まとめ)DCF療法は安全に施行可能であり,2nd/3rd lineとして考慮してもよい治療と考えられた. |
索引用語 | 食道癌再発, 切除不能 |