セッション情報 ワークショップ2「消化器がんの薬物療法」

タイトル WS2-03:

「当科における切除不能食道癌に対する化学放射線療法の検討」

演者 三宮 一朗(宮崎大学医学部付属病院 第一内科)
共同演者 中島 孝治(宮崎大学医学部付属病院 第一内科), 増田 稔(宮崎大学医学部付属病院 第一内科), 三木 吾郎(宮崎大学医学部付属病院 第一内科), 星子 新理(宮崎大学医学部付属病院 第一内科), 松本 英丈(宮崎大学医学部付属病院 第一内科), 芦塚 伸也(宮崎大学医学部付属病院 第一内科), 稲津 東彦(宮崎大学医学部付属病院 第一内科), 北村 和雄(宮崎大学医学部付属病院 第一内科)
抄録 【目的】当科で化学放射線療法(CRT)を施行した切除不能食道癌の治療成績を明らかにする。【対象】2008年~2012年の5年間で当科でのCRTを施行した他臓器への転移を有さないcT4食道癌26例。【結果】cT426例は、年齢中央値69歳(51-80歳)、原発部位はCe/Ut/Mt/Lt 3/3/13/7, N1/N2/N3/N4 1/12/4/9(食道癌取り扱い規約第10版)であった。5例に前治療として化学療法(いずれもFP)が施行されていた。また、2例に咽頭癌の重複を認め同時照射を施行した。治療効果はCR/PR/SD/PD/NE 9/10/2/2/3であった。2例で救済手術が施行された。1年および2年生存症例は、それぞれ11例(42%), 7例(27%)であった。【結語】少数例の検討であるが、当科で施行したcT4症例に対するCRTは、予後の延長に寄与していると思われた。
索引用語 食道, 腫瘍