セッション情報 |
ワークショップ2「消化器がんの薬物療法」
|
タイトル |
WS2-05:当科におけるにおけるEGFR抗体薬の使用経験と問題点
|
演者 |
佐村 博範(琉球大学 消化器腫瘍外科) |
共同演者 |
金城 達也(琉球大学 消化器腫瘍外科), 伊禮 靖苗(琉球大学 消化器腫瘍外科), 西巻 正(琉球大学 消化器腫瘍外科) |
抄録 |
2008年7月にCetuximab(Cmab)が発売され当初3rd line以降の患者で使用が開始され、当科でも同様に3rd line以降の症例に使用を開始した。その後2010年4月にはPanitumumab(Pmab)が発売され、Cmabとの使い分けに難渋しつつも同様に主に2nd,3rd lineに使用して来た。2009年にNCCN Guide Lineで1st lineにも適応が拡大され、当科でも2010年より1st lineで使用を開始した。これまで1st line4例(Cmab2例/Pmab2例)、2nd line14例(9例/5例)、3rd line5例(3例/2例)に使用して来た。また、2012年よりCmab biweekly療法を開始しており、前述の症例中4例にはbiweekly療法を施行している。以上のEGFR抗体薬使用経験を報告する。また、本邦ではFOLFOX療法との併用が多く見られ、当科でも同様にconversionを狙った症例にはl-OHPを含むレジメンと併用をして来た。しかし昨今の臨床試験の結果から、どのような化療目的に応じ、どのようなレジメンを併用するか、非常に難渋している。これまでのEGFR抗体薬の使用経験を報告し、薬剤の選択、後療法の選択等について考察する。 |
索引用語 |
大腸癌化学虜法, EGFR抗体薬 |