セッション情報 医療パネルディスカッション第2部

地域医療における消化器病学の役割

タイトル SPD2:

司会の言葉

演者 坂本 長逸(日本医科大学消化器内科学)
共同演者 寺野 彰(獨協学園), 山口 博弥(読売新聞東京本社医療部)
抄録  現在我が国の地域医療が崩壊の危機に瀕していることは周知の事実である.その根源は,診療報酬・保健医療のあり方にあるが,これと関連した医師不足も大きな要因である.医療現場,特に大学病院をはじめ各病院の若年医師の酷使状況とその待遇の悪さが医師不足の大きな原因となっている.その解決のためには,消化器若年医師の勤務実態を明らかにし,診療報酬のあり方,TPP参加の影響などとの関連を議論したい.さらに医師総数の不足よりも,地域及び専門科の偏在が喫緊の解決課題であることも明確にする.このような中で,消化器病学がどのような役割を果たしているのか,地域医療の中でどのような貢献が出来るのかを本学会シンポジウムの中で,医師,市民及びメディアの方々と真剣に討論し,解決の方向を見いだしたい.
索引用語