セッション情報 特別企画1

完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状

タイトル SS1-5:

大腸ポリープ診療ガイドライン

演者 斉藤 裕輔(市立旭川病院消化器病センター)
共同演者 田中 信治(広島大学内視鏡診療科)
抄録 日本消化器病学会で「大腸ポリープ診療ガイドライン」作成することが決定し,2011年7月1日にガイドライン委員会 第1回統括委員会が開催され,作成要領の確認が行われ,我々も作業を開始した.
「大腸ポリープ診療ガイドライン」作成委員会の構成員は,田中信治(委員長),斉藤裕輔(副委員長),松本主之,松田尚久,岩尾 泰,五十嵐正広,鈴木康元,西田 博,渡邉聡明,菅井 有,評価委員会の構成員は,杉原健一(委員長),鶴田 修(副委員長),平田一郎,樋渡信夫,斉藤 博である.
これまでFace to faceの作成委員会を開催し,また,メール審議を重ねて,CQ案作成,文献検索,構造化抄録作成を行い,2013年7月までにステートメントと推奨度を決定した.8-9月に評価委員からの評価を頂き,加筆訂正の後,10月の作成委員会において推奨草案が完成し,現在,パブリックコメントを実施中である(2013年12月3日現在).
本ガイドラインのCQの骨格は,以下のごとくで,いわゆる大腸ポリープのみではなく腺腫や早期癌,粘膜下腫瘍なども含めた大腸局在性病変全てを対象としおり,CQは合計92個となっている.1 疫学 2 スクリーニング 3 病態,定義,分類 4 診断 5 治療,取扱い 6 治療の実際 7 偶発症と治療後のサーベイランス 8 その他 1)粘膜下腫瘍,非腫瘍性ポリープ 2)ポリポージス,遺伝性腫瘍 3)潰瘍性大腸炎関連腫瘍/癌パブリックコメント終了後,最終訂正を加えて「大腸ポリープ診療ガイドライン」は完成の予定である.発表では「大腸ポリープ診療ガイドライン」の作成過程と概略につき報告する予定である.
索引用語