セッション情報 |
特別企画1
完成間近のガイドライン改訂と新ガイドライン作成作業の現状
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タイトル |
SS1-10:胆石症ガイドライン第2版について
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演者 |
海野 倫明(東北大学消化器外科学) |
共同演者 |
田妻 進(広島大学病院総合内科・総合診療科), 二村 雄次(愛知県がんセンター) |
抄録 |
胆石症ガイドラインは第1版が2009年9月に発刊され,すでに4年が経過したことになる.日本消化器病学会では5年以内の改訂を目標とし,第2版胆石症ガイドライン作成委員会が立ち上がり,田妻進委員長の元,2012年7月に第1回委員会を開催し,改訂作業を行っている.今回の第2版では,GRADEシステムを取り入れたのが第1版と大きな違いである.GRADEシステムとは,エビデンスの質と推奨の強さを系統的にグレーディングする手法であり,現在では診療ガイドラインの作成や理解のための標準的な手法となっている.推奨度として,強い推奨(strong recommendation)と弱い推奨(weak recommendation)の2種類が,行うべき,行わないべきの2方向,すなわち計4種類の推奨度が付けられる.推奨度の決定に際しては,エビデンスの質や確実性,患者の価値観や好み,利益がコストや資源に見合うか,など,総合的に判断され決定される.CQ(クリニカルクエスチョン)は全体で44個,新たに消化管再建術後・胆道再建術後の内視鏡治療など,現在の臨床現場に即したものを新たに取り入れることにした.現在,ガイドライン出版に向けて鋭意努力中である. |
索引用語 |
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