セッション情報 | シンポジウム10膵癌化学療法の進歩 |
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タイトル | S10:司会の言葉 |
演者 | 古瀬 純司(杏林大学腫瘍内科) |
共同演者 | 海野 倫明(東北大学消化器外科学) |
抄録 | 膵癌は 5 年生存率が10%未満と極めて予後不良の疾患である.この難治癌克服のためには,有効な化学療法が必須であり,進行癌に対する治療,切除手術の補助療法,さらに放射線治療との併用まで,化学療法に対する期待は大きい.近年,ゲムシタビン,S‐1,エルロチニブなどの抗がん薬が保険適用に承認され,予後は確実に改善してきている.さらに,FOLFIRINOX療法やゲムシタビン+ナブ・パクリタキセルなど海外では新しい治療法が登場し,膵癌治療も大きく変わりつつある.また唯一治癒が可能な切除手術においても,術後あるいは術前補助療法など治癒率の向上を目指した新しい試みが行われている.本シンポジウムでは,膵癌に対する化学療法について,切除の補助療法や化学放射線療法を含め,化学療法における最新の取り組みをご発表いただき,将来に向けた展望と期待を議論したい. |
索引用語 |