セッション情報 パネルディスカッション2

好酸球性食道炎,好酸球性胃腸炎の病態,診断,治療

タイトル PD2:

司会の言葉

演者 大原 秀一(東北労災病院消化器内科)
共同演者 木下 芳一(島根大学第二内科)
抄録  近年,喘息やアレルギー性鼻炎などアレルギー疾患の増加が報告されている.消化器領域においても海外では食物アレルギーや好酸球性食道炎の増加に注目が集まっている.日本では従来から好酸球胃腸炎の存在がよく知られており臨床研究がおこなわれてきたが,これに加えて好酸球性食道炎例の報告が近年増加している.これら好酸球性消化管疾患では食物抗原に対するTh2免疫反応がその発症に重要な役割を有すると考えられているがその病因,病態が十分に明らかとなっているわけではない.また診断基準や標準的治療方法,予後に関しても十分なコンセンサスは得られていない.そこで本パネルディスカッションでは好酸球性食道炎,胃腸炎の基礎研究,臨床研究に関する最新の成果を発表いただき今後の診断指針の改訂,標準的治療方法の提案に役立つ討論を行いたいと考えている.好酸球性消化管疾患の病因,病態,診断,治療に関係する新しい研究成果の発表を期待しています.
索引用語