セッション情報 パネルディスカッション7

カプセル内視鏡の臨床応用,新たな展開

タイトル PD7:

司会の言葉

演者 緒方 晴彦(慶應義塾大学内視鏡センター)
共同演者 田尻 久雄(東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科), 藤森 俊二(日本医科大学消化器内科学)
抄録  近年,原因不明消化管出血だけではなく,クローン病を含む小腸疾患全てに保険適応を持つ機種が登場し,カプセル内視鏡の臨床応用範囲は非常に拡大した.クローン病に対する使用法,小腸疾患が疑われる病状に対して使用した場合の疾患やその頻度,小腸疾患の経過観察法などに新たなる知見が集積されてきている.また,カプセル内視鏡の応用範囲は大腸にまで拡大し,全消化管検査の可能性を探る段階に来ている.ここでは,カプセル内視鏡の有用な使用法を議論するとともに,カプセル内視鏡が明らかにした疾患についての情報を共有し,今後のカプセル内視鏡研究の示唆を得ることができる場としたい.意欲的な発表を期待する.
索引用語