セッション情報 パネルディスカッション9

食道胃静脈瘤治療の最前線

タイトル PD9:

司会の言葉

演者 小原 勝敏(福島県立医科大学内視鏡診療部)
共同演者 吉田 寛(日本医科大学多摩永山病院外科)
抄録  食道胃静脈瘤は肝硬変に代表される門脈圧亢進症の予後を決める因子の一つとして重要であり,近年の治療技術の進歩によりその治療成績も向上してきた.緊急例に対する治療法,待期・予防例に対する適応や治療法は定まりつつあるが,各施設での様々な工夫があり,内視鏡治療においては,硬化療法,結紮術,硬化結紮術,塞栓術との併用等,治療法が多岐にわたっている.
 本パネルでは,各施設における食道胃静脈瘤の治療手技を紹介していただくとともに,予防的治療の適応基準,各種治療手技を安全かつ効果的に施行するための工夫(sedationの方法,治療前後の管理,手技,治療間隔など),偶発症とその対策,長期治療成績,予後などについて報告していただきたい.
 静脈瘤治療の現状を明らかとするとともに,より安全かつ効果的な集学的治療法を確立するために,大いに討論したい.なお,可能な限り動画を使用した発表をお願いしたい.
索引用語