セッション情報 | ワークショップ1アカラシアの治療戦略,治療の第一選択は |
---|---|
タイトル | W1:司会の言葉 |
演者 | 河野 辰幸(東京医科歯科大学食道・一般外科学) |
共同演者 | 草野 元康(群馬大学光学医療診療部) |
抄録 | 食道体部から下部食道括約部の抑制系神経の障害が本態である食道アカラシアには未だ根治的治療法はなく,何らかの方法で下部食道括約部を開大させることが治療目標となる.硝酸薬やカルシウム拮抗薬,内視鏡的バルーン拡張術,外科的筋層切開術,POEM(per‐oral endoscopic myotomy),ボツリヌストキシン局注法などが本邦で行われているが,海外ではステント挿入による拡張術の報告もある.近年high resolution manometryの開発に伴いアカラシアの新分類(Chicago分類)が発表され,アカラシアの治療効果は内圧所見と関連していることが報告された.本邦でも食道アカラシア取り扱い規約(日本食道学会)が改訂され,外科的治療成績との相関が検討されている.本ワークショップでは,治療効果の客観的評価をもとに,アカラシアの治療戦略および治療法の第一選択を熱く語って頂きたい. |
索引用語 |