セッション情報 ワークショップ2

FGIDの病態生理学と脳腸相関研究の進歩

タイトル W2:

司会の言葉

演者 屋嘉比 康治(埼玉医科大学総合医療センター消化器・肝臓内科)
共同演者 鈴木 秀和(慶應義塾大学内科学(消化器))
抄録  視床下部を中心とした中枢には栄養・代謝統御や消化管機能調節を行う神経ペプチドが豊富に存在する.一方,消化管は,第 2 の脳ともいわれ,多数の消化管ペプチドが産生・遊離され,生体機能調節に重要な役割を演じている.例えば,成長ホルモン分泌促進因子受容体の内因性リガンドであるグレリンは,胃で主に産生・分泌されるが,成長ホルモン遊離以外に,摂食亢進や消化管運動促進作用も有している.また,ソマトスタチンも胃で発現しており,パラクリン的に胃酸分泌を調節する.他にもCCK,PYY,GLP‐1,インスリンなど多数のペプチドが中枢性に食欲・栄養代謝調節を行っており,メタボリックシンドローム治療の創薬の対象でもある.本ワークショップでは,これら脳腸ペプチドの病態生理学的役割を,特に機能性消化管障害(FGIDs)との関連で最近の知見を中心に,将来的な創薬や臨床現場への応用の可能性も含めて,議論していただきたい.
索引用語