セッション情報 | ワークショップ5SSA/Pと発癌―診断学の到達点 |
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タイトル | W5:司会の言葉 |
演者 | 藤盛 孝博(獨協医科大学病理学(人体分子)) |
共同演者 | 田中 信治(広島大学内視鏡診療科) |
抄録 | 大腸鋸歯状病変のひとつであるSessile serrated adenoma/polyp(SSA/P)に関して,近年その病理診断基準,分子病理学的特徴,拡大観察を含めた内視鏡所見などが明らかにされつつあり,本病変の臨床的取扱い指針について議論されている.SSA/Pは癌化のポテンシャルを有しているため前癌病変としての取扱いが必要である.本セッションでは,SSA/Pと発癌をテーマに,その①病理診断,②分子病理診断,③拡大観察を含めた内視鏡診断の最前線のデータを提示して頂きたい.そして,SSA/Pの他の鋸歯状病変との鑑別診断,異型度診断,癌化の頻度,その内視鏡診断,内視鏡摘除の適応条件などについて議論を行い,病態を考慮した臨床的取扱いに関する一定のコンセンサスを目指し,現時点での「診断学の到達点」を総括したい.なお,SSA/Pの診断基準は大腸癌研究会プロジェクト研究の定義に従って下さい. |
索引用語 |