セッション情報 | 口演門脈圧亢進症1 |
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タイトル | O-053:成因別にみた難治性腹水血行動態とTIPS治療成績:C型肝硬変とアルコール性肝硬変の比較 |
演者 | 張本 滉智(日本医科大学消化器内科学) |
共同演者 | 金沢 秀典(日本医科大学消化器内科学), 中塚 雄久(日本医科大学消化器内科学), 楢原 義之(日本医科大学消化器内科学), 厚川 正則(日本医科大学消化器内科学), 城所 秀子(日本医科大学消化器内科学), 福田 健(日本医科大学消化器内科学), 松下 洋子(日本医科大学消化器内科学), 糸川 典夫(日本医科大学消化器内科学), 枡 卓史(日本医科大学消化器内科学), 橋本 知実(日本医科大学消化器内科学), 中川 愛(日本医科大学消化器内科学), 安良岡 高志(日本医科大学消化器内科学), 坂本 長逸(日本医科大学消化器内科学) |
抄録 | 【目的】肝硬変の成因の相違が,難治性腹水の血行動態やTIPSの治療成績に影響を与えるか否かについての報告は今までなく,今回の目的はこれを明らかにする事である.【方法】当科にて難治性腹水を適応としてTIPSを施行したC型肝硬変例(34例)とアルコール性肝硬変(28例)を後ろ向きに解析し,患者背景と血行動態,TIPSの治療成績を比較検討した.コントロールとして易治性腹水例(165例)を使用した.【結果】図表に示す通り.難治性腹水は易治性腹水例と比較して,全身血管は収縮し(血管収縮因子高値)循環不全傾向(心拍出量低値)であったが,難治性腹水の成因別での比較では差がなかった.また難治性腹水に対するTIPSの治療成績(カプランマイヤー法)も成因別の比較では差がなかった.【結論】肝硬変の成因は,難治性腹水の血行動態およびTIPSの治療成績に影響しない事が示唆された. |
索引用語 |