セッション情報 口演

膵癌 術後化学療法

タイトル O-136:

膵癌術後補助化学療法の完遂予測因子の検討

演者 後藤 直大(神戸大学肝胆膵外科)
共同演者 松本 逸平(神戸大学肝胆膵外科), 田中 正樹(神戸大学肝胆膵外科), 新関 亮(神戸大学肝胆膵外科), 浅利 貞毅(神戸大学肝胆膵外科), 石田 潤(神戸大学肝胆膵外科), 山下 博成(神戸大学肝胆膵外科), 蔵満 薫(神戸大学肝胆膵外科), 田中 基文(神戸大学肝胆膵外科), 武部 敦志(神戸大学肝胆膵外科), 岡崎 太郎(神戸大学肝胆膵外科), 木戸 正浩(神戸大学肝胆膵外科), 味木 徹夫(神戸大学肝胆膵外科), 福本 巧(神戸大学肝胆膵外科), 具 英成(神戸大学肝胆膵外科)
抄録 背景:膵癌術後補助化学療法(Adjuvant chemotherapy,以下AC)は標準治療と位置付けられている.目的:AC完遂予測因子を明らかにすること.対象・方法:2001年1月から2012年9月までにR0あるいはR1手術を行った膵癌178例を対象とし,後ろ向きに検討した.結果:178例中132例でACを導入した.男性69例,女性63例,平均年齢66歳,術式はPD/DP/TP:87/40/3,組織型はtub1/tub2/por/others:19/92/8/13であった.R090例,R142例であった.ACはGemcitabine 1000mg/m2を3週投与1週休薬で6サイクル投与を原則とした.75例(57%)でAC完遂可能であった.一方57例で非完遂となり,30例は有害事象による中止,27例は早期再発による脱落であった.完遂例と非完遂例の生存率を比較するとMST:45.0/14.6(P<0.0001)と有意差を認めた.早期再発例を除いた非完遂例におけるAC中止の危険因子を検索したところ単変量解析では術前WBC,リンパ球数,術後TP,ChE,血清アルブミンが抽出された.多変量解析では術後血清アルブミン値が唯一の危険因子として抽出され,アルブミン平均値は完遂例で3.5g/dl,非完遂例で2.9g/dl(P<0.0001)であった.結語:R0,R1切除膵癌においてAC完遂は生存期間延長に寄与する.術後血清アルブミン値が完遂予測因子であった.周術期の栄養状態がAC完遂に影響している可能性が示唆された.
索引用語