セッション情報 口演

胆道ドレナージ

タイトル O-141:

胆管・膵管ステント迷入に対する対処法の検討

演者 藤田 祐司(横浜市立大学附属病院消化器内科)
共同演者 加藤 由理(横浜市立大学附属病院消化器内科), 関野 雄典(横浜市立大学附属病院消化器内科), 細野 邦広(横浜市立大学附属病院消化器内科), 前田 愼(横浜市立大学附属病院消化器内科), 中島 淳(横浜市立大学附属病院消化器内科), 窪田 賢輔(横浜市立大学附属病院消化器内科)
抄録 【背景・目的】胆管ステント・膵管ステントは狭窄病変のドレナージに対して非常に有用であるが,時々迷入し摘出に難渋する.今回当院で経験したステント迷入とその対処法について検証する.【対象】2009年3月から2013年9月までに当院で胆管・膵管ステント迷入に対して内視鏡でステント摘出を行った14症例で胆管10例,膵管4例.男性10例,女性4例,平均年齢64.1歳(41歳~79歳).ステント留置理由は胆管では胆管癌6例(肝門部胆管癌4例),乳頭部癌1例,肝移植後1例,胆嚢癌1例,黄色肉芽腫性胆嚢炎による胆管狭窄1例であり,そのうちインサイドステントの迷入が4例あった.膵管は慢性膵炎4例であった.検討項目は1)迷入理由,2)摘出方法とした.【結果】全例でステント摘出に成功した.摘出までにかかった回数は13例で1回,1例で2回であった.1)迷入理由は胆管では自然迷入2例,留置時・交換時の内視鏡操作によるものが3例,インサイドステントの糸が自然になくなったものが2例,インサイドステント抜去時に糸が切れたものが2例であった.膵管では自然迷入3例,交換時の内視鏡操作によるものが1例であった.2)摘出方法は多くの症例で複数の方法を併用しているが最終的に摘出に成功した際は胆管でバスケット5例,EPBDバルーン1例,結石除去用バルーン1例,ステントリトリーバー1例,生検鉗子1例,不明1例であった.膵管ではバスケット2例,EPBDバルーン2例であった.【結語】当院では回転式バスケットが最もステント摘出率が高く,有用である可能性が示唆される.膵管ではEPBD用のバルーンも有用であった.しかし胆管・膵管ステント迷入は1つのデバイスのみで摘出することは困難な事が多く,症例に応じて様々なデバイスを用いた対処法をその都度考える必要がある.
索引用語