セッション情報 | 口演腫瘍 |
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タイトル | O-152:腹部腫瘍の診断におけるDWIBSの有用性 |
演者 | 富澤 稔(下志津病院・消化器内科) |
共同演者 | 篠崎 文信(下志津病院・放射線科), 小池 直人(聖隷佐倉病院・外科), 大島 祐二(聖隷佐倉病院・外科), 長谷川 留魅子(下志津病院・外科), 外川 明(下志津病院・外科), 白井 芳則(下志津病院・外科), 一木 昇(下志津病院・外科), 砂押 孝典(下志津病院・放射線科), 小崎 愛花(下志津病院・放射線科), 馬場 啓(下志津病院・放射線科), 深水 良哉(下志津病院・放射線科), 加賀山 智史(下志津病院・放射線科), 本吉 慶史(下志津病院・神経内科), 杉山 隆夫(下志津病院・リウマチ科), 山本 重則(下志津病院・小児科), 末石 眞(下志津病院・リウマチ科) |
抄録 | 【目的】Diffusion-weighted whole body imaging with background body signal suppression(DWIBS)は拡散強調像を基本として背景の信号を抑制した撮像法で,FDG-PETに類似した画像が得られる.PETと異なりDWIBSは検査時間が短く被爆しない点が利点である.今回我々腹部臓器の悪性腫瘍の診断におけるDWIBSの検出能,画像の特徴を検討した.【方法】平成24年7月より同25年6月まで当院にて1.5T MRI(Philips社Achieva 1.5 T Nova Dual)を用いてDWIBSを撮像した腹部の悪性腫瘍の症例について検討した.食道癌1,胃癌10,胃癌+肝転移2,十二指腸癌1,大腸癌1,肝細胞癌5,転移性肝腫瘍2,下部胆管・膵重複癌1,膵癌2,腎細胞癌1,悪性リンパ腫1,について検討した.【成績】29病変中26病変で陽性,感度は89.7%であった.陰性例は全て早期胃癌であり内視鏡的に治療した.大腸癌ではPETと極めて類似した所見がえられた.肝細胞癌,転移性肝癌ではdiffusion-weight imagingよりも信号が強調されているので微細な病変まで検出が容易であった.下部胆管・膵重複癌ではDWIBSでみられる信号の領域が切除標本と一致していた.【結論】DWIBSは腫瘍の性状,進展範囲の推定に有用と考えられた. |
索引用語 |