セッション情報 口演

肝癌 ラジオ波(HCC RFA)

タイトル O-171:

大腸癌肝転移(CLM)に対する経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)+経口抗癌剤投与の治療成績

演者 後藤 亨(大森赤十字病院消化器内科)
共同演者 須藤 拓馬(大森赤十字病院消化器内科), 河野 直哉(大森赤十字病院消化器内科), 芦苅 圭一(大森赤十字病院消化器内科), 関 志帆子(大森赤十字病院消化器内科), 鶴田 晋佑(大森赤十字病院消化器内科), 高橋 昭裕(大森赤十字病院消化器内科), 千葉 秀幸(大森赤十字病院消化器内科), 井田 智則(大森赤十字病院消化器内科), 諸橋 大樹(大森赤十字病院消化器内科), 川並 義也(富士フイルム健康管理センター内科), 横山 知子(富士フイルム健康管理センター内科), 志和 忠志(富士フイルム健康管理センター内科)
抄録 【目的】CLMに対する治療は切除ならびに強力な化学療法が基本であるが,現実には全身状態や患者の希望などによりどちらも困難な場合が存在する.このような場合,当科ではRFAにより可能な限り病変をコントロールしその後drug freeもしくは負担の少ない経口抗癌剤投与にて経過観察している.今回これらの症例の予後を検討した.【方法】対象は平成15年4月以降CLMに対しRFAにて画像上cancer freeを達成し,その後抗癌剤無投薬もしくは経口抗癌剤を投与した30例(男:女20:10,72±8歳)を対象とし,RFA施行時を観察開始時とし,経口薬以外の強力な抗癌剤を導入するまでの期間と生存期間を検討した.【成績】対象の腫瘍数は単発20例,2個3例,3個3例,4個1例,5個以上3例,腫瘍径は29±12mmで,他臓器に転移を認めるものはなかった.転移の時期は同時性10例,異時性20例,肝切除の既往があるものは1例であった.RFA後の経口の抗癌剤は,無投薬7例,UFT/UZEL19例,TS-1 1例,ゼローダ3例であった.強力な抗癌剤へ変更したものは6例であった.予後は無再発生存16例,進行6例,死亡8例で,生存率は,全生存率1年100%3年80%5年46%で,50%生存期間57月.強力な抗癌剤導入を観察終了とした生存率は1年92%3年59%,50%生存期間は49月であった.経口抗癌剤投与のみで3年以上生存例は7例存在した.【結論】大腸癌肝転移に対しRFAにて治療した症例の中には経口抗癌剤のみで長期生存可能な例も存在した.
索引用語