セッション情報 | 口演NASHスクリーニング |
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タイトル | O-363:人間ドック受診者における血清ALT異常とメタボリック症候群との関連 |
演者 | 今村 也寸志(鹿児島県厚生連病院内科) |
共同演者 | 宇都 浩文(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科消化器疾患・生活習慣病学), 平峯 靖也(鹿児島県厚生連病院内科), 伊集院 翔(鹿児島県厚生連病院内科), 桶谷 真(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科消化器疾患・生活習慣病学), 井戸 章雄(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科消化器疾患・生活習慣病学), 坪内 博仁(鹿児島市立病院) |
抄録 | 【目的】ALT異常とメタボリック症候群の関連について,脂肪肝の有無別に検討した.【方法】HBs抗原(-)かつHCV抗体(-)の人間ドック受診者10946名を対象とした.ALT異常はALT>30(IU/L)とし,脂肪肝は腹部超音波で診断した(US-FL).【成績】男性の38.1%,女性の22.6%にUS-FLを,男性の27.5%,女性の8.6%にALT異常を認めた.ALT異常群のうち男性の32.5%,女性の38.2%はUS-FLを伴わなかった.肥満,脂質異常症,糖尿病,高血圧,US-FLはALT異常の独立した危険因子であった.また,US-FL(-)群および(+)群のいずれにおいても,ALT異常のリスクは肥満,脂質異常症,糖尿病,高血圧の保有数と関連して増加した(図1).【結論】ALT異常者の約3分の1はUS-FLを認めず,US-FLの有無にかかわらず,メタボリック症候群はALT異常の危険因子と考えられた. |
索引用語 |