セッション情報 ポスター

食道 その他

タイトル P-051:

腹腔鏡下Heller-Dor手術の長期成績

演者 飯田 敦(福井大学第一外科)
共同演者 藤本 大裕(福井大学第一外科), 澤井 利次(福井大学第一外科), 森川 充洋(福井大学第一外科), 小練 研司(福井大学第一外科), 村上 真(福井大学第一外科), 廣野 靖夫(福井大学第一外科), 五井 孝憲(福井大学第一外科), 片山 寛次(福井大学がん診療推進センター), 山口 明夫(福井大学第一外科)
抄録 2000年より食道アカラシアに対して腹腔鏡下Heller-Dor手術を施行してきた.その手技と成績を報告する.【症例】男性1,女性5,計6例.34-64歳.Sp-II 2例,Sp-I,Sp-III,F-III,S-III各1例.バルーン拡張歴3例.術直前は全例固形物摂取不能.体重減少5-30kg.【手術手技】4port+肝臓挙上.食道横隔靭帯を温存し食道前面を縦隔内までEGJより口側7cm,胃側2cmを筋層切開.Dor fundoplicationを施行.【結果】手術時間135-258min,出血0-100g,術後全例で常食摂取,食道拡張消失,逆流なし.術前と比較し体重は105-112%まで増加.術後4年以上経過4例.最長12年10か月間安定して経過中.【考察・結語】近年腹腔鏡下Heller-Dor手術の術後早期のみならず長期予後に関する良好な結果が報告され始めている.自験例においても腹腔鏡下Heller-Dor手術は最長12年間確実で良好な結果が得られた.
索引用語