セッション情報 ポスター

大腸 IBD 1

タイトル P-055:

潰瘍性大腸炎のインフリキシマブ投与におけるd-ROMおよびBAPの検討

演者 山本 一成(岩手医科大学消化器内科消化管分野)
共同演者 千葉 俊美(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 佐藤 尚子(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 亀井 將人(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 小豆嶋 立頼(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 安部 圭之輔(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 横山 直記(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 松田 望(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 佐藤 邦彦(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 鳥谷 洋右(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 富田 一光(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 小坂 崇(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 赤坂 理三郎(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 柴田 將(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 安孫子 幸人(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 小穴 修平(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 久多良 徳彦(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 廣田 茂(岩手医科大学消化器内科消化管分野), 松本 主之(岩手医科大学消化器内科消化管分野)
抄録 【背景】d-ROM(Diacron-Reactive oxygen metabolites:酸化ストレス)およびBAP(Biological antioxidant potential:抗酸化力)のインフリキシマブ(IFX)投与における潰瘍性大腸炎との関連については明らかでない.【目的】IFX投与前後における血清d-ROMおよびBAPを測定し血清CRP,Mayoスコア,WBC,Albとの相関を検討する.【対象】潰瘍性大腸炎の患者13名(男性7名,女性6名)を対象とした.病型は全大腸型7例,左大腸型5例,不明1例,平均年齢34歳(22歳-62歳)であった.【方法】IFX 5mg/kg投与前および8週後に自動分析装置FRAS測定器を用いて血清d-ROMおよびBAPを測定した.同時に血清CRPおよびパーシャルMayoスコアを測定した.【結果】症例全体において,インフリキシマブ投与前と投与後を比較すると,d-ROM,BAP,WBCの低下傾向を認めた.また,インフリキシマブ投与後に投与前と比較してMayoスコアの有意な低下が認められた(P<0.05).d-ROM,BAPとCRP,Mayoスコア,WBC,Albの相関は認められなかった.【結論】IFX投与によるUCの炎症の抑制とd-ROMおよびBAPの低下が認められた.
索引用語