セッション情報 ポスター

大腸 IBD 1

タイトル P-056:

当院での潰瘍性大腸炎に対するInfliximab治療の検討

演者 石井 達也(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科)
共同演者 中井 智己(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 益田 朋典(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 東 俊二郎(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 野口 未央(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 松本 久和(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 藪内 洋平(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 岩上 裕吉(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 太田 彩貴子(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 信岡 未由(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 三長 孝輔(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 谷口 洋平(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 中谷 泰樹(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 幡丸 景一(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 赤松 拓司(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 瀬田 剛史(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 浦井 俊二(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 上野山 義人(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 山下 幸孝(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科)
抄録 【目的】当院で潰瘍性大腸炎(UC)に対しInfliximab(IFX)を導入した症例について有効性の評価を行った.【方法】当院にて2010年6月~2013年6月までにIFXを導入したUC患者9例を対象とした.IFX導入時の厚労省の重症度は,重症1例,中等症7例,軽症1例であった.IFN投与理由は,前治療寛解後再燃1例,ステロイド依存3例,前治療効果不十分2例,前治療無効2例,その他1例であった.IFX導入時年齢平均39.4歳(24-63).病型は再燃寛解型7例,慢性持続型1例,急性劇症型1例であった.疾患活動性の指数としてSeo Indexを用い,寛解をSeo Index<150と定義した.IFX導入前,導入時点,初回投与後8~10週後(3回投与後),30週後(6回投与時)での疾患活動性を評価した.【成績】IFX導入10週後の時点での寛解導入率は88.9%(8/9例)であった.無効の1例は急性劇症型で前治療も無効であり外科手術となった.30週の時点でも8例全てで寛解が維持できていた.1年後では4/5例で寛解維持できており,1例が再燃した.その再燃例は前治療無効例であった.【結論】IFXの治療成績は良好であったが長期経過で再燃例あり,今後も観察が必要.適応症例の選択や,導入時期に関しては今後も検討の必要がある.
索引用語