セッション情報 | ポスター総胆管結石の治療2 |
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タイトル | P-260:長期留置されたERBD tubeが原因と考えられた総胆管結石を伴う胆管十二指腸瘻の1例 |
演者 | 北薗 巌(第一東和会病院内視鏡外科センター) |
共同演者 | 藤村 昌樹(第一東和会病院内視鏡外科センター), 田畑 智丈(第一東和会病院内視鏡外科センター), 水谷 真(第一東和会病院内視鏡外科センター), 千野 佳秀(第一東和会病院内視鏡外科センター), 山崎 元(第一東和会病院内視鏡外科センター), 佐藤 功(第一東和会病院内視鏡外科センター), 中村 憲(第一東和会病院消化器内科), 戸田 勝典(第一東和会病院消化器内科), 平井 あい(第一東和会病院消化器内科), 井上 陽介(第一東和会病院消化器内科), 山野 剛(第一東和会病院消化器内科), 時岡 聡(第一東和会病院消化器内科) |
抄録 | 症例は84歳,女性.約8年前に,他院で胆石症および総胆管結石症に対しERBD tubeが留置された.その後,患者の自己判断で再診されないまま,放置されていた.今回,背部痛を主訴に紹介医を受診され,胆石症および総胆管結石症の診断で当科紹介となった.CT上,胆嚢内結石と,総胆管内にはERBD tubeおよび結石を認めた.入院後の上部消化管内視鏡検査では,瘻孔部と思われる部位よりERBD tubeの先端が逸脱していた.新たにERBD tubeを留置し,初回はドレナージのみで終了した.再度,内視鏡下に観察したところ,胆管と十二指腸に瘻孔を認め,瘻孔部から総胆管結石の排石とともにERBD tubeを抜去した.その後,胆石症に対し,腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し,術後7日目に他院へ転院となった.胆管ドレナージチューブが原因と考えられた胆管十二指腸瘻は,本邦で検索し得た限り報告例はほとんどなく,本症例は極めてまれな合併症であると考えられた. |
索引用語 |