セッション情報 ポスター

術後再建腸管FRCP その他

タイトル P-261:

胃癌術後再建腸管症例の悪性胆道狭窄に対するダブルバルーン内視鏡を用いた胆道ドレナージの特徴

演者 畑中 恒(自治医科大学消化器内科)
共同演者 矢野 智則(自治医科大学消化器内科), 沼尾 規且(自治医科大学消化器内科), 牛尾 純(自治医科大学消化器内科), 高橋 治夫(自治医科大学消化器内科), 永山 学(自治医科大学消化器内科), 宮田 康史(自治医科大学消化器内科), 永田 博之(自治医科大学消化器内科), 冨山 剛(自治医科大学消化器内科), 大橋 明(自治医科大学消化器内科), 玉田 喜一(自治医科大学消化器内科), 山本 博徳(自治医科大学消化器内科), 菅野 健太郎(自治医科大学消化器内科)
抄録 【目的】胃癌術後再建腸管症例の悪性胆道狭窄に対するダブルバルーン内視鏡(DBE)を用いた胆道ドレナージの特徴を検討すること.【方法】2002年11月~2012年12月に術後再建腸管で悪性胆道狭窄が疑われ胆道ドレナージ目的にDBEを施行したのは29例,35件(同期間のDB-ERCP:178例,328件).胃癌17例を切除標本組織型で分化型と未分化型(mixed typeを含む)に分類し,1)目的部位到達率,2)胆管造影率,3)胆道ドレナージ成功率,4)偶発症を検討した.同時期の膵胆道癌6例を比較した.【結果】1)不成功理由:十二指腸浸潤性狭窄4例,3)ドレナージ法:全例EMS,4)急性膵炎2例,胆管GW穿通1例【考察】未分化型胃癌再発例では,十二指腸や乳頭浸潤傾向が強く経乳頭的ドレナージが困難で,下部胆管狭窄合併症例のドレナージ成功率は11.1%(1/9例)と極めて低かった.【結論】術後再建腸管で下部胆管狭窄を伴う未分化型胃癌再発例では,DBEよりもPTBDをドレナージの第一選択として考慮する必要がある.
索引用語