セッション情報 ポスター

小腸 症例

タイトル P-316:

当院の維持透析患者を対象とした小腸カプセル内視鏡検査の検討

演者 金城 徹(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部)
共同演者 島袋 耕平(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 大石 有衣子(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 田中 照久(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 海田 正俊(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 伊良波 淳(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 下地 耕平(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 田村 次郎(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 東新川 実和(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 新垣 伸吾(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 柴田 大介(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 前城 達次(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 武嶋 恵理子(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 岸本 一人(琉球大学医学部附属病院第一内科), 仲本 学(琉球大学医学部附属病院第一内科), 平田 哲生(琉球大学医学部附属病院第一内科), 金城 渚(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 外間 昭(琉球大学医学部附属病院第一内科), 金城 福則(琉球大学医学部附属病院光学医療診療部), 藤田 次郎(琉球大学医学部附属病院第一内科)
抄録 【目的】慢性腎不全に対し維持透析が行われている患者の中には持続し,時には進行する貧血のために上下部消化管内視鏡検査が行われるが,結局原因が特定できず(OGIB)に,小腸カプセル内視鏡(VCE)を依頼されることも少なからず経験する.今回われわれは,OGIBでVCEの対象となった透析群と非透析群の小腸病変について比較検討した.【対象と方法】2008年5月から2013年9月までに当院にてOGIBの診断でVCEを施行された189例中,持続する貧血を有する透析群23例(男性11例,女性12例,平均年齢65.3±10.6歳)と非透析群166例(男性94例,女性72例,平均年齢61.2±17.4歳)を対象とし,透析群/非透析群の小腸病変や背景因子について検討した.【結果】透析群においては全小腸が観察可能であったのは17/23例(73.9%)であった.病変はビラン潰瘍性病変9/23例(39.1%),血管性病変5/23例(9.2%),腫瘍性病変1/23例(4.3%)であった.非透析群においては全小腸が観察可能であったのは122/166例(73.5%)であった.病変はビラン潰瘍性病変80/166例(48.2%),血管性病変17/166例(10.2%)が発見された.【結論】われわれの検討では透析群,非透析群において盲腸到達率に差がなく,特に透析患者ということでVCEの検査自体に影響を及ぼすものではないと思われた.ビラン潰瘍性病変および血管性病変の頻度に有意差は認めなかった.OGIBを示す透析群におけるVCEを用いた検査では,噴出性の血管性病変,転移性小腸腫瘍や胃前底部毛細血管拡張症からの活動性出血が判明した症例も経験した.
索引用語