セッション情報 ポスター

大腸 腫瘍 症例4

タイトル P-321:

動脈塞栓術により治療した大腸血管腫症の1例

演者 渡辺 庄治(長岡中央綜合病院内科)
共同演者 富所 隆(長岡中央綜合病院内科), 中島 尚(長岡中央綜合病院内科), 盛田 景介(長岡中央綜合病院内科), 外池 祐子(長岡中央綜合病院内科), 堂森 浩二(長岡中央綜合病院内科), 坪井 康介(長岡中央綜合病院内科), 佐藤 明人(長岡中央綜合病院内科), 福原 康夫(長岡中央綜合病院内科), 佐藤 知巳(長岡中央綜合病院内科), 吉川 明(長岡中央綜合病院内科)
抄録 【目的】大腸血管腫は稀な疾患であるが,出血やそれに伴う貧血,時に大量下血などの原因にもなる.治療法としては外科的切除や,近年の超音波内視鏡をはじめとする消化管検査の進歩に伴い,粘膜下層までの病変であれば内視鏡的に切除される例が散見されるようになった.ただし,外科的切除は侵襲度が大きく,内視鏡的切除は出血・穿孔などの危険性を伴う.今回われわれは,上行結腸血管腫に対して腹部血管造影下に動脈塞栓術(TAE)を施行し,治癒しえた症例を報告する.【方法】60歳代男性,1年前に下血が出現したため近医受診.大腸内視鏡検査にて上行結腸に径20mm大の血管腫を認めた.その後も2か月に1回程度の下血を認めたため,当科紹介受診した.1年後の大腸内視鏡検査では上行結腸血管腫の増大あり,加療を要すると判断した.外科的切除,内視鏡的切除も考慮したが,腹部血管造影検査にて選択的な動脈塞栓術が可能と判断し,TAEを施行した.【結果】TAE施行3か月後の大腸内視鏡検査では血管腫の平抵化,小発赤を認めるのみであった.腹部CT検査においても血管腫の消失を認めた.【結論】大腸血管腫をTAEにより治療した報告はまだないが,有効な治療であると考えられた.
索引用語