セッション情報 | ポスター大腸癌3 |
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タイトル | P-347:大腸癌におけるCYFRA値の臨床的意義 |
演者 | 角南 智子(津山中央病院消化器・内視鏡センター) |
共同演者 | 竹本 浩二(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 坂口 智紘(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 村上 麻友(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 岡 昌平(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 馬場 雄己(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 岡崎 倫子(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 河合 大介(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 柘野 浩史(津山中央病院消化器・内視鏡センター), 藤木 茂篤(津山中央病院消化器・内視鏡センター) |
抄録 | 【目的】大腸癌の腫瘍マーカーとしてCYFRA値の臨床的意義について検討した.【方法】当院でCEA・CA19-9・CYFRA値を測定した大腸癌16例・直腸癌6例の計22例(Dukes A 1例,Dukes B 8例,Dukes C 5例,Dukes D 7例,不明1例)について,各腫瘍マーカーの陽性率と臨床病理学的因子,combination assayによる陽性率について検討を行った.【結果】各々の腫瘍マーカーの陽性率は,CEA・CA19-9・CYFRA値で68・36・36%であり,Dukes stageごとでは,Dukes Aはいずれも0%,Dukes Bは50・25・25%,Dukes Cは100・20・20%,Dukes Dは85・57・71%であった.臨床病理学的因子については,腹膜播種転移例では100・100・75%,肝転移では85・71・71%,肺転移では66・33・33%であった.combination assayによる陽性率は,CEA・CA19-9値で8例(36%),CEA・CYFRA値も8例(36%),CA19-9・CYFRA値で6例(27%)であった.【結論】CEA値の陽性率は3つの腫瘍マーカーの中で一番高く,CA19-9値とCYFRA値の陽性率は同等だった.臨床病理学的因子,CEA値とのcombination assayによる陽性率に対してもCA19-9値とCYFRA値はほぼ同等の結果であった.以上より,大腸癌におけるCYFRA値はCA19-9値とほぼ同等であり,CEA値と共に測定することで癌の進行度の推測に有用と考えられた. |
索引用語 |