セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

胆道(治療)2

タイトル 消P-123:

切除不能胆道癌に対する2次治療以降のGEM+CDDP併用療法の検討

演者 中村 和貴(千葉県がんセンター・消化器内科)
共同演者 山口 武人(千葉県がんセンター・消化器内科), 須藤 研太郎(千葉県がんセンター・消化器内科), 喜多 絵美里(千葉県がんセンター・消化器内科), 北川 善康(千葉県がんセンター・消化器内科), 中村 奈海(千葉県がんセンター・消化器内科), 相馬 寧(千葉県がんセンター・消化器内科), 三梨 桂子(千葉県がんセンター・消化器内科), 廣中 秀一(千葉県がんセンター・消化器内科), 原 太郎(千葉県がんセンター・消化器内科), 傳田 忠道(千葉県がんセンター・消化器内科)
抄録 【目的】切除不能胆道癌に対しGEM+CDDP併用療法(GC療法)が試みられ、その有効性も報告されている。今回、GC療法を2次治療または3次治療として行った患者におけるGC療法の有効性について検討した。【方法】1次治療または2次治療が無効となった切除不能胆道癌患者に対して、GC療法としてGEM 1000mg/m2およびCDDP 25mg/m2をday1, 8に点滴し、3週間ごとに繰り返した。【結果】対象は20例(肝内胆管癌 14例、肝外胆管癌 5例、胆のう癌 1例)で、1次治療無効例が17例、2次治療無効例が3例であった。1次治療はGEM+S-1併用療法が15例、GEM単剤療法が3例、S-1単剤療法が2例であり、2次治療はGEM単剤療法が1例、S-1単剤療法が2例であった。GC療法 の奏功例はPR 3例(15%)、SDを含めたDCRは10例(50%)であった。TTFは3.1ヶ月、MSTは9.4ヶ月であった。重篤な有害事象は認めなかった。1次治療開始時からのMSTは20.9ヶ月であった。【結語】切除不能胆道癌に対する2次治療以降のGC療法は安全に施行でき、前治療にてGEM無効であっても、奏功例を認めた。1次治療にてGC療法を行わなかった場合、可能であれば2次治療としてGC療法を行うことを検討すべきと考えられた。
索引用語 ゲムシタビン, シスプラチン