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門脈ガス血症と腸管気腫症を呈した重症急性腸炎後に発症した狭窄型虚血性小腸炎の1例
玉川 空樹(みやぎ県南中核病院消化器内科)
【症例】63歳男性【主訴】腹痛、嘔吐【既往歴】糖尿病、陳旧性心筋梗塞【内服】ワルファリン内服中、抗血小板薬やNSAIDsの内服なし【現病歴】2013年8月に腹痛嘔吐持続し当院救急搬送。血液検査ではWBC12600/μl、血清CRP0.5mg/dlと炎症反応軽度も腹部造影CT検査では門脈ガス血症と腸管気腫症を伴った腸管壁肥厚認めたことから重症急性腸炎と診断し精査加療目的に入院となった。【入院後経過】...

第196回東北支部例会

門脈腫瘍栓を形成した退形成膵管癌の1例
今 孝志(山形県立中央病院 消化器内科)
【はじめに】退形成膵管癌は膨張性進展により早期の脈管転移を来すと考えられている。今回、門脈腫瘍栓を形成した退形成膵管癌の1例を経験した。【症例】60歳代男性【主訴】心窩部痛、体重減少【既往歴】前立腺肥大症【家族歴】特記事項なし【現病歴】受診半年ほど前から食事量の低下あり、体重が減少。心窩部痛も出現したため、近医で上部消化管内視鏡検査を施行したが異常はなく、精査目的に当院紹介受診となった。【初診時血...

第196回東北支部例会

初期病変から典型例への進展を追跡し得た潰瘍性大腸炎の2例
駒澤 大輔(福島県いわき市総合磐城共立病院 炎症性腸疾患センター)
潰瘍性大腸炎(以下UC)の初期病変として、アフタ様病変、リンパ濾胞増殖症、虫垂病変などが報告されている。しかし実際の臨床の場で経過を追って典型例に進展する症例は稀である。今回、初期病変から典型的なUCに進展し、その経過を臨床的、内視鏡的に追跡し得た2例を経験したので文献的考察をふまえ報告する。【症例1】46歳、男性。検診で便潜血陽性を指摘され、大腸内視鏡検査を施行。直腸~左側大腸には特に異常を認め...

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