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検索結果は6件です。

原発性胆汁性肝硬変の長期肝関連予後は初期治療反応により予測可能か?
小森 敦正(国立病院機構長崎医療センター 臨床研究センター, 国立病院機構長崎医療センター 肝臓内科)
【背景】Ursodeoxcholic acid (UDCA)が導入されて以来、原発性胆汁性肝硬変 (PBC) 患者の生命予後は改善し長期観察例も増加している。しかしながら治療開始後の初期治療反応による、長期肝関連予後の予測について報告は少ない。
【目的】治療開始後10年以上の経過観察が可能であったPBC患者の、初期治療反応および臨床経過と、発癌を含めた長期肝関連予後との関連を明らかにする。<...

第101回九州支部例会

MRI拡散強調画像による自己免疫性膵炎と通常型膵癌の比較検討
永松 秀康(大分赤十字病院 肝胆膵内科)
【緒言】日常臨床において、自己免疫性膵炎(以下AIP)と通常型膵癌(以下PC)の鑑別が困難な症例を時々経験する。AIPはステロイドへの反応が良好なことは周知の事実であり、投与前後の画像所見に関する研究もなされている。一方で、PCのステロイド投与後の画像所見に関する詳細な報告は少ない。今回我々は、MRI拡散強調画像における拡散程度を見かけの拡散係数として定量化したapparent diffusion...

第101回九州支部例会

当科における自己免疫性肝炎の検討
楠元 寿典(宮崎大学第二内科, 古賀総合病院内科)
【はじめに】自己免疫性肝炎(AIH)は、中年以降の女性に好発し慢性に経過する肝炎であり、1993年の国際的な診断基準(現基準)や2008年のAIHの国際スコア(新基準)が参考となる。急性発症型AIHには、慢性経過中に急性増悪として発症する「急性増悪」と、慢性肝疾患の病理組織所見がないか軽微な「急性肝炎」の2つの病態がある。【目的】当科におけるAIH症例と、急性発症型AIHの臨床的特徴を明らかにする...

第101回九州支部例会

当センターにおける自己免疫性膵炎(AIP)非典型症例の検討
中原 和之(熊本地域医療センター)
【目的】自己免疫性膵炎(AIP)の概念、診断基準の確立により、典型例の診断、治療は以前に比べ容易となってきている。一方でAIPを疑い精査する中に一定の割合で非典型的な症例が存在する。今回自験例におけるAIP非典型症例の検討を行ったので報告する。【対象と方法】2008年1月より2012年12月までの5年間にAIPを疑い入院精査・加療を行った18例のうち典型的なAIPと年齢等の理由から精査不十分のため...

第101回九州支部例会

当院における急性発症型自己免疫性肝炎の検討.
光安 智子(福岡大学筑紫病院 消化器内科)
【目的】急性発症した自己免疫性肝炎(AIH)は診断に苦慮することがある.そこで当院で経験した急性発症型AIHについて検討する.【対象・方法】対象は1993年から2012年までに急性肝炎を指摘され肝生検で診断したAIH19症例(男性5例、女性14例).検討項目は1.初診時または入院時の臨床検査成績(IgG, 抗核抗体, 血小板, PT, 総ビリルビン, ALT), 2.初期治療(プレドニン開始量,...

第101回九州支部例会

自己免疫性肝疾患における血清Heat shock protein(HSP)47値の検討
柴田 英貴(長崎大学病院消化器内科, 長崎大学病院医療教育開発センター)
【目的】肝線維化に寄与するHSP47は肝細胞傷害や炎症によって肝星細胞が活性化され様々なコラーゲンが分泌合成される際に必須の分子シャペロンである。また、HSPに対する自己免疫応答異常は、自己免疫疾患の発症や増悪の原因の一つと考えられており、自己免疫学的機序を有する肝疾患においてHSP47やそれに対する自己抗体が発症や病勢に関わっている可能性があると考えられる。しかし肝疾患における血清HSP47値測...

第101回九州支部例会