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検索結果は18件です。

ERCP関連手技における偶発症と膵炎発症の危険因子
加藤 新(手稲渓仁会病院・消化器病センター)
【目的】ERCP関連手技の偶発症率と重症度ならびにERCP後膵炎の危険因子について検討する。【方法】2011年2月までに施行した3915例(男2332、女1583、平均年齢68.4歳)を対象とした。診断的ERCP230(5.9%)、治療ERCP3685(94.1%)であり、初回乳頭は1840(47%)である。偶発症は、膵炎、穿孔、胆管炎、出血とし重症度はCottonに準じた。検討項目は1)偶発症率...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

ERCP後膵炎の危険因子と予防のための新しい機器開発について
今津 博雄(東京慈恵会医大・内視鏡科)
【目的】当科におけるERCP後膵炎(PEP)予防を目指した新しい機器開発についてfeasibility studyの結果を報告する。【方法】当科におけるERCP1230症例を対象にPEPを起こす危険因子を、多変量解析を用いて検討したところ、1回以上の膵管造影が最も有意な因子として抽出された(オッズ比5.67)。すなわち、不用意な膵管造影をなくし、選択的胆管挿管を容易にすることでPEP...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

ERCP後膵炎(PEP)発症の危険因子と危険因子に伴う膵炎発症の予測確率
明石 隆吉(熊本地域医療センター・ヘルスセンター)
【目的】PEP発症の危険因子と発症の予測確率を単一施設のProspectiveデータにより検討する。【方法】対象は2008年9月から2010年3月迄のERCP施行例。性別、年齢、BMI、ESTの既往、蛋白分解酵素阻害剤の使用、検査時間、カニュレーション回数、膵管造影、IDUS、胆管生検、胆汁細胞診、胆管ブラシ細胞診、膵液細胞診、膵管ブラシ細胞診、EST、Precut、EBD、non-EST/EBD...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

ERCP関連手技における二酸化炭素(CO2)送気の有用性
和唐 正樹(香川県立中央病院・消化器内科)
【目的】ERCP関連手技において、二酸化炭素(CO2)送気が、術後の症状及び偶発症の抑制に有用か否かを検討する。【対象・方法】2010年1月から12月の間、当院で施行したERCP関連手技症例248例のうち、呼吸機能低下等の除外症例を除く連続した218例を通常送気群(通常群)とCO2送気群(CO2群)の2群に分けて検討した。1)処置の...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

CO2送気のERCP関連手技による偶発症の予防効果について(単施設RCT)
児玉 亮(信州大・消化器内科)
【目的】ERCP関連手技は治療を中心に多岐にわたって発達し手技も複雑化している。処置が長時間に及ぶことが多く、長時間の処置・送気が腸蠕動を誘発し処置自体を困難にするとともに処置成功率・偶発症発生率に影響すると思われる。今回我々はCO2送気がERCP関連処置の偶発症を予防しうるか、単施設ランダム化比較試験で通常送気群とCO2送気群に分け比較検討した。【方法】対象は2010年11月から2011年3月ま...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)後膵炎の危険因子とメシル酸ナファモスタット予防的投与の有用性
大内田 次郎(宮崎大・腫瘍機能制御外科学)
【背景】内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)後膵炎発症の軽減や予防を目的に,ERCP後膵炎に対するメシル酸ナファモスタット(フサンR)の予防投与効果に関してprospective, double-blinded, randomized controlled trial を行ったので報告する.【方法】2008年9月から2011年2月までERCPを施行した800例を対象とし,5%ブドウ糖注射液500...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

ERCP後膵炎発症予防に対するカモスタットメシル酸塩の有用性の検討(ウリナスタチンvs.カモスタットメシル酸塩の無作為化比較試験)
加藤 慶三(成田赤十字病院・消化器内科)
【目的】カモスタットメシル酸塩は,蛋白分解酵素阻害薬の内服薬であり,慢性膵炎の治療として広く使用されている.他の同系薬と比べ,阻害する膵酵素の種類が多く,作用が強いとの報告がある.今回ERCP前後にカモスタットメシル酸塩を使用し,ERCP後膵炎の発症予防として効果があるか,ウリナスタチンと比較検討し,明らかにする.【方法】対象は当科にて2009年4月より2011年3月までにERCPおよびERCP関...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

ジクロフェナク坐剤によるERCP後膵炎予防に関する無作為化比較試験
大塚 大河(佐賀県立病院好生館・肝胆膵内科)
【目的】NSAIDs坐剤によるERCP後膵炎予防効果は無作為化比較試験およびメタ解析で報告されているが,使用されている用量は本邦のものより高用量である.本邦における常用量でERCP後膵炎予防効果が認められるかジクロフェナク坐剤を用いて検証した.【方法】ERCP実施症例をジクロフェナク投与群と非投与群に無作為割り付けした.ジクロフェナクは50mgをERCP実施30分前に経直腸的に投与した.体重が50...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

EST後の合併症とその予防
簑田 竜平(福岡大筑紫病院・消化器内科)
【目的】我々は、2009年J Gastroenterolで、中等症の急性胆管炎を伴った総胆管結石症例において、緊急ESTは待機的に比し膵炎や出血などの合併症に有意差がないことを報告した。その後、2008年から積極的に緊急ESTを行う方針とした。そこで総胆管結石症例におけるEST後の合併症とその予防について検討した。【対象と方法】2008年1月から2010年12月まで当科で経験した初回の総胆管結石症...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

胆管結石に対する安全かつ確実な内視鏡治療-EST(小切開)併用EPBD
比佐 岳史(佐久総合病院・内科)
背景:胆管結石の内視鏡治療において、ESTでは出血、EPBDでは膵炎が懸念される。また、ESTの切開範囲と除去可能な結石径は必ずしも対応しない。一方、EST(小切開)に膵内胆管径・結石径に応じたEPBDを併用することで、出血・膵炎の軽減、砕石率の低減による確実な結石除去が期待される。
目的:胆管結石に対するEST(小切開)併用EPBDの安全性、有用性を検討すること...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

ERCP後膵炎の危険因子の検討
鈴木 安曇(京都第二赤十字病院・消化器科)
【背景と目的】胆道疾患に対するERCP関連手技で問題となるのは、選択的胆管挿管と偶発症の予防である。特にERCP後膵炎は時に重篤化して死に至ることがあり、その予防が重要となる。当院では造影剤を用いた挿管法(造影法)を第一選択とし、胆管挿管困難例に対しては適宜膵管ガイドワイヤ(GW)法やWire-guided cannulation(WGC)、pre cut/膵管口切開を施行している。選択的胆管挿管...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

Wire guided cannulationの検証
北村 勝哉(昭和大・消化器内科)
【目的】欧米では,ERCP後膵炎の予防としてwire guided cannulation(WGC)が行われており,本邦においても徐々に普及し始めている.当施設におけるWGCの成績を検証する.【方法】当施設では,2009年12月までcannulaと造影剤による胆管挿管(通常法)を行い,2010年1月よりsphincterotomeやcannulaを用いた0.025 inchのguide wire(...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

胆管挿管困難例におけるDouble-wire 法による胆管挿管率の向上とERCP後膵炎の予防
田中 麗奈(東京医大病院・消化器内科)
【背景】現在胆管挿管困難例に対して膵管ガイドワイヤー法(P-GW)が普及しているが、膵管造影の有無にかかわらず術後膵炎の発症率が高くなるとの報告もある.一方、P-GW施行時には膵管ステント留置が膵炎発生予防に有用であるとの報告もある.当科では,Wire-guided cannulation (WGC)での胆管挿管を行い,胆管挿管困難例に対しての第一選択としてP-GWを用い、引き続きGWのみで胆管挿...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

Wire-guided cannualtion(WGC)で胆管深部挿管率の向上とERCP後膵炎(PEP)の合併の低下は得られるのか?
河上 洋(Japan Bile Duct Cannulation Study Group)
【目的】本邦で汎用されている後方視野角15度の十二指腸内視鏡を用い,WGCによる胆管挿管率や合併症などを明らかにすること.【方法】十二指腸乳頭部未処置例を対象とした.2 by 2 multi-factorial designによるRCTにより,ERCP catheter+造影剤(C群),ERCP catheter+GW(C+GW群),sphincterotome+造影剤(S群),sphincter...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

ERCP後膵炎の予防に関する検討
丸野 貴久(静岡県立総合病院・消化器内科)
【目的】ERCP後膵炎はERCPの合併症のなかでも重大な合併症の一つある。より安全なERCP関連手技を確立を模索し、常にERCP後膵炎の発症のリスクとその予防法を検討することが重要である。【方法】対象は2008年9月から2011年2月に施行した初回ERCP症例のうちPD施行歴のある症例を除いた400例について後ろ向きに検討した。【成績】症例の平均年齢は69歳、男女比は229:171。全体での膵炎発...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

胆管挿入困難例に対するERCP後膵炎予防のための自然脱落型膵管ステント留置の有用性
酒井 裕司(千葉大大学院・腫瘍内科学)
【背景と目的】熟練した内視鏡医が施行しても胆管挿入困難例は存在し、胆管挿入困難例はERCP後膵炎の危険因子と言われている。今回我々は胆管挿入困難例に対し、処置を試みた後にERCP後膵炎予防のために自然脱落型膵管ステントを挿入した群(P(+))と膵管ステントを挿入しなかった群(P(-))を比較し、自然脱落型膵管ステントがERCP後膵炎の予防に有用かを検討した。【方法】2005年4月から2010年7月...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

傾向スコア解析(propensity score analysis)を用いた脱落型膵管ステントのERCP後膵炎予防効果の検討
竹中 完(神戸大・消化器内科)
【背景・目的】脱落型膵管ステント(以下PSDS:pancreatic spontaneous dislodgement stent)がERCP後膵炎(以下PEP:post ERCP pancreatits)を予防することが明らかにされているがその適応に関しては明確な基準が示されておらず、当院では術者がPEPのhigh risk群と判断した症例にPSDSを留置しているのが現状である。【対象・方法】そ...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防

ERCP後高危険群に対する予防的膵管ステント留置後の膵炎発症の危険因子に関する多施設共同研究
伊藤 啓(ERCP後膵炎Study Group)
背景および目的:急性膵炎はERCP後の最も重要な偶発症である。ERCP後膵炎の高危険群に対する、予防的膵管ステント留置の有用性が報告されている。予防的膵管ステント留置後のERCP後膵炎の危険因子について、多施設共同研究による検討を行った。対象および方法:2002年7月から2010年1月までに、7施設でERCP関連手技を行った9192例のうち、ERCP後高危険群で予防的膵管ステントを留置した414例...

第53回日本消化器病学会大会ERCP関連手技による合併症とその予防