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検索結果は14件です。

MRI拡散強調画像のADC mapで低信号を呈する肝細胞癌は予後不良である
森 良幸(和歌山県立医大・2内科)
【目的】MRI拡散強調画像(DWI)におけるApparent diffusion coefficiennt (ADC) mapの腫瘍信号強度が小肝細胞癌に対するラジオ波焼灼術(RFA)の成績に影響するか明らかにする. 【方法】2008年2月より2012年10月の間に,RFAを施行した初発多血性肝細胞癌のうち3cm,3個以下の136例を対象とした.平均年齢は69.6±8.6歳,男性85例,女性51例...

第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略

術前画像診断による”高悪性度”結節の同定及び治療戦略
川村 祐介(虎の門病院・肝臓センター)
【目的】肝細胞癌(HCC)に対する局所治療においては,治療法選択に強く影響を与える進行した再発形式を呈する症例を経験する. 今回,Dynamic-CT造影パターンより, 局所治療前にこのような“生物学的悪性度”の高い結節を除外し, 再発率を抑える治療戦略が組み立てられるか検討した.
【対象・方法】2005年1月より2011年12月までに単発・3cm以下のHCCに対...

第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略

ミラノ基準内肝細胞癌症例における高感度AFP-L3分画の臨床的有用性
田村 康(新潟大大学院・消化器内科学)
【目的】
AFP-L3分画は肝細胞癌(HCC)の診断・予後予測に用いられている.今回,HCC症例の術前高感度AFP-L3分画と生命予後の関連性を検討し,治療法選択の指標としての有用性について検討したので報告する.
【方法】
当院で根治的治療を施行したミラノ基準内HCC症例166例(ラジオ波焼灼治療91例,肝切除75例)を対象とした.カットオフ値をAFP;20ng/ml,AFP-L...

第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略

小肝細胞癌肝切除例の早期再発リスクに関する臨床病理学的検討
小林 知樹(広島大病院・消化器・代謝内科)
【目的】3cm以下小肝細胞癌(肝癌)切除例において,術後早期再発リスク因子を明らかにし,これらのリスク因子に対する術前診断能について検討する.【対象と方法】2003年10月から2011年3月までに初回肝癌治癒切除術を行った477例のうち,初発,単発,3cm以下,画像上脈管侵襲無し,慢性肝炎またはChild-Pugh A,術前TACEなし,をすべて満たした67例を対象とした.男性/女性:45/22例...

第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略

ラジオ波焼灼療法後脈管侵襲を認めた肝細胞癌に関する検討
浅岡 良成(東京大大学院・消化器内科学)
【背景】肝細胞癌(HCC)における脈管侵襲の発生は,生物学的高悪性度を示唆する代表的eventである.脈管侵襲の予測及び診断における腫瘍マーカーの役割を明らかにする事を目的とした.【方法】1999年から2008年まで当院で初発HCCに対して根治的ラジオ波焼灼療法(RFA)を施行した1057例を対象とした.カプランマイヤー法にて,RFA後の脈管侵襲の発生頻度,脈管侵襲発生後の生存率を算出した.また,...

第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略

進行肝細胞癌の生物学的悪性度を加味した治療戦略
能祖 一裕(岡山大病院・消化器内科)
【目的】進行肝細胞癌に対する治療法としてソラフェニブ(S群)が多く用いられるようになったが, 低用量シスプラチン+5FU療法(LFP群)とどちらを選択するかの判断基準は明確ではない. 本研究の目的は,一般臨床パラメーターに血清中血管新生サイトカイン量を新たな因子として加え, 有効な治療選択法を見出すことである. 【方法】対象は2003年以降当科及び協力施設に進行肝細胞癌で入院し治療を受けた178症...

第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略

ラジオ波焼灼術の再発様式から検討した肝細胞癌の悪性度診断
安井 豊(武蔵野赤十字病院・消化器科)
【目的】顕微鏡的門脈侵襲を有する症例のラジオ波焼灼術(RFA)は同区域再発のリスクが高いが,画像診断で治療後の予後予測をたてることは困難である.今回,画像所見と病理・再発様式を含めた治療後経過を比較し,悪性度診断に有用な画像診断につき検討した.
【方法】2008年以降にMDCT・EOB-MRI・Sonazoid造影超音波検査を施行し,病理学的に肝細胞癌の診断を得た3cm以下の158例165結...

第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略

PET/CTによる肝細胞癌の悪性度診断と治療への応用
波多野 悦朗(京都大・肝胆膵・移植外科)
【背景】我々は肝細胞癌診療においてFDG-PETおよびPET/CTを重要視してきた.これまで,肝切除症例の予後予測におけるFDG-PETの有用性を後向き研究(World J Surgery, 2006),前向き研究(Clin Cancer Res, 2007)で明らかにしてきた.また,分化度予測,抗がん剤耐性に関与するP-glycoproteinの発現予測(Int J Oncol, 2009)にも...

第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略

小肝癌治療に対する提言:径2 cm以下肝細胞癌における血管侵襲・肝内転移の危険因子
山下 洋市(九州大・消化器総合外科)
【はじめに】肝癌診療ガイドラインでは,肝癌の悪性度を腫瘍径のみで判断しているが,腫瘍径2 cm以下の肝癌でも,局所浸潤を認める局所浸潤癌と考えられる症例がある.【対象と方法】1994年から2010年までの最大腫瘍径2.0 cm以下の初発単発小肝癌切除例149例を対象とした.組織学的に局所浸潤(vp/vv/b/im)陽性症例の危険因子を臨床病理学的に検討した.また,局所浸潤陽性小肝癌切除例の予後を検...

第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略

腫瘍形態に基づく肝細胞癌の遺伝子解析と特異的分子標的による治療戦略
田中 真二(東京医歯大・肝胆膵・総合外科)
【目的】固形癌の腫瘍形態が悪性度と相関することは古くから知られているが,その分子生物学的意義には不明な点が多い.我々は肝細胞癌の肉眼分類:単純結節型,単純結節周囲増殖型,多結節癒合型の解析により悪性度を評価した上で,特徴的な遺伝子発現パターンを見出し,その分子標的としての意義を解析したので報告する.【方法】肝細胞癌手術症例を用いて,肉眼分類に基づいた臨床病理学的解析,網羅的遺伝子解析を行ない,主成...

第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略

肝細胞癌切除症例におけるRFAの影響 -遺伝子発現に着目した腫瘍悪性度の検討-
岩橋 衆一(徳島大・外科)
【はじめに】ラジオ波熱凝固療法(RFA)は肝細胞癌において,安全性と良好な治療成績が報告されているが,腫瘍径が大きい場合や脈管に近い場合は,手術治療と比較して局所制御性に劣るという報告がなされている.今回,初発肝細胞癌に対してRFA治療後に局所再発しサルベージ手術を施行した症例と,初回肝切除症例の予後や癌部の遺伝子発現を比較し, RFA局所再発が与える影響につき検討した.【対象と方法】2005年4...

第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略

肝細胞癌におけるmTORシグナル伝達機構と外科術後再発抑止のための治療戦略
海堀 昌樹(関西医大・外科)
【目的】肝細胞癌においてmTORシグナルの異常活性化が高頻度に起こっている.肝癌組織においてmTORC1 (mTORとraptorとの複合体)およびmTORC2 (mTORとrictorとの複合体)の発現動態はこれまでに詳細に検討されていない.今回我々は,外科手術での肝癌組織摘出標本での癌部および非癌部でのこれら発現を検討,また最近では手術後にこれらシグナル発現動態に応じた治療戦略を開始している....

第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略

肝細胞癌の分子生物学的特性に着目した個別化医療への展開
濱 直樹(大阪大・消化器外科)
近年肝細胞癌の長期生存率は改善したが,依然として残肝再発を高率に来し,また難治性進行肝癌に対する治療成績はいまだ十分とは言えない.これらに対しより個別化された治療戦略を構築する目的で,様々な手法による予後予測などが行われている.当教室では,これまで肝癌切除標本のtranscriptomicsによる術後再発予測や抗癌剤感受性予測などの可能性を模索してきたので,その概要について報告する.(1)再発予測...

第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略

金子 周一(金沢大大学院・消化器内科学)
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第55回日本消化器病学会大会生物学的悪性度評価を加味した肝細胞癌治療戦略