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司会の言葉
 
 食道ESDが開発・報告されてから10年以上が経過し,2008年には保険収載された.この間にESDは広く普及し,食道早期癌に対する第一選択の治療手技となった.その適応は深達度EP-LPMとされているが,clinical N0のT1a-MM,T1b-SM1は相対適応とされている.また,T1b-SM2でもリンパ節転移は約50%であり,半数には転移が無いため,内視鏡治療の適応をさらに拡大する事が望まれる...

第99回日本消化器病学会総会食道表在癌に対するESD+α療法の治療成績

当科での食道MM以深SCCに対するESD+αの治療法の検討
船川 慶太(鹿児島大学消化器疾患・生活習慣病学)
【背景】MM/SM1癌はリンパ節転移が15%,SM2癌では50%のリンパ節転移率があり,ESD後追加治療が必要である.また3/4周性以上切除の場合,狭窄の可能性があり,さらに追加CRTを施行した場合,線維化によりさらなる狭窄が懸念される.【目的】MM以深SCCに対するESD+αの治療法の検討.3/4周性以上切除かつ追加CRT症例に対するトリアムシノロン局注療法(ETI)の有効性についての検討.【対...

第99回日本消化器病学会総会食道表在癌に対するESD+α療法の治療成績

食道T1a-MM,T1b癌に対する内視鏡治療及び追加治療の検討
池田 篤紀(神戸大学消化器内科)
【目的】食道T1a-MM,T1b癌に対する内視鏡治療(ER:EMR/ESD),+α治療の有用性を検討する.【対象と方法】対象は2002年1月~2010年1月にcN0と診断しERを施行した57例.追加治療は1)T1a-MM,T1b‐SM1では切除断端か脈管侵襲陽性,低分化型例,2)T1b‐SM2以深は全て治療適応とした.追加治療適応だが治療を希望しなかった症例は経過観察(ER単独群)とした.追加治療...

第99回日本消化器病学会総会食道表在癌に対するESD+α療法の治療成績

食道表在癌に対するESDと追加治療の現状
土田 知宏(がん研有明病院消化器内科)
【背景】食道表在癌に対しESDが行われるようになり,詳細な病理評価が可能となったがESD後の予後に関する報告はまだ少ない.深達度T1a-MMおよびT1b-SM1癌では10~20%のリンパ節転移があり,これらはESDの相対適応とされている.また,病理評価によりT1b-SM2以深の適応外病変が含まれる機会も増えている.【目的】相対適応や適応外病変であった場合には追加治療を行う必要性が生じるが,その条件...

第99回日本消化器病学会総会食道表在癌に対するESD+α療法の治療成績

MM以深食道表在癌に対するESD+α療法の治療成績
田中 雅樹(静岡がんセンター内視鏡科)
【背景と目的】壁深達度MM以深かつclinical N0の食道表在癌に対しては,診断的治療としてESDを施行し,病理結果に基づき追加治療(CRTや手術)を行う機会が増えているが,予後を含めた長期成績の検証は不十分である.自施設におけるESD+α療法の治療成績を検討する.【対象と方法】2005年3月から2011年8月の期間に当院で食道ESDを施行した350例394病変のうち,壁深達度LPM以浅,非扁...

第99回日本消化器病学会総会食道表在癌に対するESD+α療法の治療成績

食道MM-SM2癌に対するESD+α療法の治療成績
高橋 亜紀子(佐久総合病院胃腸科)
【目的】食道扁平上皮癌(SCC)に対するESD+α療法の長期成績を明らかにすること.【方法】2000年1月から2008年3月に食道SCCにESDを施行した218例247病変を対象とした.年齢68歳(42-91),病変部位Ce/Ut/Mt/Lt/Ae:4/21/160/52/10,肉眼型0-I/0-IIa/0-IIb/0-IIc:4/19/22/202,観察期間70ヶ月(4-152ヶ月),腫瘍長径2...

第99回日本消化器病学会総会食道表在癌に対するESD+α療法の治療成績

食道T1a-MM,T1b-SM1癌に対する内視鏡的治療及び追加治療の有用性の検討
堀 圭介(岡山大学病院光学医療診療部)
【背景】T1a-MM,T1b-SM1癌は脈管浸潤によるリンパ節転移の有無の診断により内視鏡治療後追加治療の選択が議論されているが,未だ十分なコンセンサスが得られていない.【目的】T1a-MM,T1b-SM1癌に対する内視鏡的治療,及び内視鏡的治療後の追加治療の有用性を検討する.【対象】1999年2月より2012年9月まで当院にて内視鏡的治療又は手術を施行した食道T1a-MM,T1b-SM1癌84症...

第99回日本消化器病学会総会食道表在癌に対するESD+α療法の治療成績

MM以深の表在食道扁平上皮癌に対する集学的治療の成績
飯塚 敏郎(虎の門病院消化器内科)
【目的】MM以深の表在食道扁平上皮癌に対して,ESDを先行した集学的治療が行われている.しかしその長期成績や追加治療別の治療成績など明らかになっていない点も多い.そこで今回追加治療別の成績を明示することを目的とした.【対象】2005年4月から2010年12月までにESDを施行し,組織学的にMM以深である扁平上皮癌症例117症例を対象とした.ESD後の追加治療として外科的切除(S群)が21例,化学放...

第99回日本消化器病学会総会食道表在癌に対するESD+α療法の治療成績

食道表在癌に対するESD+Sentinel Node Navigationの可能性と臨床応用
上之園 芳一(鹿児島大学消化器外科)
食道表在癌に対しては,症例に応じた低侵襲治療を考慮する必要がある.教室では食道癌に対してRadio-isotope法によるSentinel Node(SN)Navigationを検討してきた.また,MM/SM1癌を対象に,SN郭清を併用したEMR/ESDを臨床研究として行ってきた.食道表在癌におけるSN理論の臨床応用の可能性について検討した.【対象】術前診断でcT1食道表在癌と診断し通常の食道切除...

第99回日本消化器病学会総会食道表在癌に対するESD+α療法の治療成績

食道表在癌ESD/EMR後追加治療としてのセンチネルリンパ節理論に基づいた化学放射線療法の有用性
竹内 裕也(慶應義塾大学外科)
【目的】ESD/EMRによりpT1a-MM,pT1b-SM1と診断された食道表在癌に対する追加治療を決定するうえで,CTやEUSなどの画像評価や脈管侵襲等の病理結果を基にしたリンパ節転移予測はいまだ完全とは言えない.今回我々はセンチネルリンパ節(SN)理論に基づいたpT1a-MM以深食道表在癌の新しい治療戦略を検討した.【対象と方法】これまで当科でcT1N0,cT2N0食道癌根治手術症例約120例...

第99回日本消化器病学会総会食道表在癌に対するESD+α療法の治療成績