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検索結果は12件です。

高齢者のC型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法
今村 道雄(広島大学消化器・代謝内科)
【目的】PEG-IFN/RBVおよびTelaprevir/PEG-IFN/RBV療法の成績から高齢者C型慢性肝炎に対する治療方針を検討する.
【方法】対象は当院においてTelaprevir/PEG-IFN/RBV療法を行ったGenotype 1型C型慢性肝炎患者74例.早期治療効果および副作用発現を65歳以下の若年者57例と66歳以上の高齢者17例(年齢中央値68歳,男性9例,女性8例)と比...

第99回日本消化器病学会総会高齢者消化器疾患の現状と対策:肝胆膵

高齢者C型慢性肝炎・肝硬変の長期予後
小林 正宏(虎の門病院肝臓センター)
【目的】高齢者は肝疾患以外にも様々な疾患を合併している場合が多く,慢性の経過をたどるC型慢性肝疾患においても,何が患者の予後やQOLに影響を及ぼすかを考慮し治療適応を判断する必要がある.今回は当院で60歳以降の経過を観察し得た症例の予後を検討した.
【対象と方法】対象は1990年より2000年までに当院を受診した60歳以上のC型慢性肝炎734例,C型肝硬変311例で,2010年までの経過を観...

第99回日本消化器病学会総会高齢者消化器疾患の現状と対策:肝胆膵

高齢者肝癌症例の特徴と予後についての検討
田浦 直太(長崎大学病院消化器内科)
【目的】近年,B型慢性肝疾患(HBV),C型慢性肝疾患(HCV)に対する治療の進歩,非B非C肝癌症例(NBNC)の増加に伴い,高齢者肝癌症例の特徴に変化がみられる.本研究では,肝癌症例における高齢者肝癌の特徴について検討を行った.【対象】2002年より2011年までの期間,当科関連施設において肝癌と診断され,HBs抗原,HCV抗体及びTNM stage不明例を除外した2,370例を対象とした.これ...

第99回日本消化器病学会総会高齢者消化器疾患の現状と対策:肝胆膵

経皮的RFA療法は,75歳以上の高齢肝癌患者に対しても安全かつ有効な治療法である
岩田 郁(福岡大学医学部消化器内科)
【目的】日本では肝細胞癌患者の高齢者の比率が増加している.高齢者肝癌の特徴としては,B型肝炎に起因するものが少なく,一方で非B非Cの肝癌が増加する傾向にある.また,高齢者は非肝硬変からの発癌が認められるなど,併存疾患や全身状態を考え選択すれば,十分に治療対象となる肝癌症例も存在する.そこで本研究では,高齢の肝細胞癌患者の経皮的ラジオ波焼灼術(RFA)の有効性と安全性について評価した.【方法】200...

第99回日本消化器病学会総会高齢者消化器疾患の現状と対策:肝胆膵

高齢肝細胞癌患者に対する経皮的ラジオ波焼灼療法の長期成績
藤原 直人(東京大学医学部消化器内科)
【目的】高齢肝細胞癌症例の特徴,及びRFAの長期治療成績を明らかにする.【方法】1999年から2011年に当院でRFAを施行した肝細胞癌症例1402人を対象に初回治療時の年齢を<75才,≧75才の二群に分けて解析した.初回治療年をA:2002年以前,B:2003-2005年,C:2006-2008年,D:2009年以降の4つの年代に分け高齢症例数・背景肝因子・腫瘍因子の推移を検討・比較した.生存率...

第99回日本消化器病学会総会高齢者消化器疾患の現状と対策:肝胆膵

高齢者原発性胆汁性肝硬変の臨床病理学的特徴
浪崎 正(奈良県立医科大学消化器・内分泌代謝内科)
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)は中年女性に好発することが知られているが,高齢化社会の進行とともに偶発的な肝機能異常を契機として診断される高齢者PBCが増加している.今回は,当科で経験したPBC症例を肝生検時年齢が65歳未満の非高齢者と65歳以上の高齢者に分け,高齢者PBC患者の病態および臨床的特徴について検討した.【方法】1991年1月から2010年12月の20年間に当科で病理学的にPBCと...

第99回日本消化器病学会総会高齢者消化器疾患の現状と対策:肝胆膵

高齢者に対する肝切除術後の肝再生不全の機序解明とその対策
宇都宮 徹(徳島大学外科学)
【背景と目的】高齢者に対する肝切除術後の再生能は非高齢者と比較して低下しており,適応決定や術後管理に注意を要する.加齢肝において加齢指標蛋白質SMP30の低下,p16増加による肝再生抑制といった加齢特有の変化が報告されている.今回我々は加齢肝における肝再生低下と加齢指標マーカーに着目し,マウスを用いた基礎的検討に加え,肝切除症例における臨床的検討を行いその関係について報告する.【方法】(1)基礎的...

第99回日本消化器病学会総会高齢者消化器疾患の現状と対策:肝胆膵

細菌培養検査から見た高齢者における急性胆管炎の特徴
吉村 茂修(亀田総合病院)
【目的】高齢者における急性胆管炎の特徴を細菌学的検査を中心に検証した.【方法】65歳以上を高齢者群(65~74歳:前期,75~84歳:後期,85歳以上:超)とし64歳以下の非高齢者と比較した.重症度分類は国内ガイドラインを用い,患者背景・転帰・入院期間を比較した.また,胆汁培養・血液培養の陽性率や起因菌についても比較・検討した.【結果】2008年6月から2012年5月までの急性胆管炎症例は786例...

第99回日本消化器病学会総会高齢者消化器疾患の現状と対策:肝胆膵

当院での80歳以上の高齢者における胆管結石の現状と治療戦略
金森 明(大垣市民病院消化器内科)
【目的】社会の高齢化に伴い,高齢者の胆管結石に対し内視鏡的処置を行い,診断治療する機会が増えてきた.今回我々は高齢者の胆管結石に対する施設での治療の妥当性を検討した.【対象,方法】当院で内視鏡治療を施行した初回治療でかつ6カ月以上経過観察が可能であった1210例(EST:879例,EPBD:249例)を対象とし,80歳以上のO群;250例と80歳未満のE群;960例に分け検討した.検討項目は,各治...

第99回日本消化器病学会総会高齢者消化器疾患の現状と対策:肝胆膵

高齢者急性膵炎の疫学的検討
菊田 和宏(東北大学消化器病態学)
【目的】高齢者急性膵炎の臨床像は不明な点が多く,年齢を考慮した治療法は確立していない.全国調査の結果をもとに,高齢者急性膵炎の臨床的特徴を明らかとすべく検討した.
【方法】厚生労働省難治性膵疾患に関する調査研究班により,2007年1年間に急性膵炎で受療した患者を対象に全国疫学調査が行われた.この調査で個人調査票を収集し得た2256例のうち年齢を確認できた2216例を対象とした.65歳以上を高...

第99回日本消化器病学会総会高齢者消化器疾患の現状と対策:肝胆膵

高齢者の慢性膵炎と自己免疫性膵炎の特徴
千葉 和朗(がん・感染症センター都立駒込病院消化器内科)
【目的】高齢者の慢性膵炎・自己免疫性膵炎の特徴を明らかにする.【方法】慢性膵炎212例(平均54.5歳)と自己免疫性膵炎74例(64.2歳)を対象とし,診断時の年齢で高齢者群(65歳以上)と非高齢者群(65歳未満)に分け臨床像を比較検討した.【結果】1.慢性膵炎:高齢者63例と非高齢者149例で,高齢者では女性の比率が高く(男女比:高齢者1:0.31 vs.非高齢者1:0.08,p<0.05),成...

第99回日本消化器病学会総会高齢者消化器疾患の現状と対策:肝胆膵

高齢者膵嚢胞性疾患患者の自然史を考慮した経過観察方法
大野 栄三郎(名古屋大学医学部附属病院光学医療診療部)
【目的】高齢者に頻度の高い膵嚢胞性疾患,特に膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の自然史の検討.【対象】2001年以降,造影EUSにて診断したIPMN388例中,12か月以上の経過観察が可能であった231例.男性:女性=130:101例(観察期間中央値46.1か月).診断時平均年齢64.7歳(最終平均年齢69.3歳).経過観察はEUSを中心にCT/MRI/USを組み合わせ基本的に年1-2回の画像診断に...

第99回日本消化器病学会総会高齢者消化器疾患の現状と対策:肝胆膵