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検索結果は13件です。

2012年IPMN診療ガイドラインの検証 ―多施設,多数切除例の解析から―
清水 泰博(愛知県がんセンター中央病院・消化器外科)
【目的】我々は多施設・多数切除例の検討でIPMN癌予測因子ついて報告した (Pancreas 2013).今回は新ガイドライン治療方針の妥当性を含めて検討した.【対象】1996年~2011年3月に当院および共同研究施設でCT,EUSを施行し切除した310例を対象とした.【方法】1. 年齢,性,症状,術前血液検査値(アミラーゼ,CA19-9,CEA),画像所見 (部位,主膵管径,嚢胞分枝径,壁在結節...

第55回日本消化器病学会大会IPMN新コンセンサス診療ガイドラインの検証

IPMN新ガイドラインの検証―分枝型IPMN切除例からみた良悪性診断と手術適応
小山内 学(手稲渓仁会病院・消化器病センター)
[目的]IPMN新ガイドライン(新GL)では,悪性の定義はWHO分類に従い,上皮内癌はhigh-grade(H) dysplasiaに分類し浸潤癌のみ悪性としている.また,分枝型(BD)をhigh-risk stigmata(HRS)とworrisome features(WF)にわけ,手術適応の絞り込みがされている.今回,BDIPMN切除例を新GLを用い良悪性診断と手術適応を再検討した.[対象]...

第55回日本消化器病学会大会IPMN新コンセンサス診療ガイドラインの検証

分枝型IPMN経過観察例の自然史および悪性予測因子の同定
越田 真介(仙台市医療センター仙台オープン病院・消化器内科)
目的: 分枝型IPMN経過観察例における自然史を解明し,その癌化予測因子を同定すること.対象: 当施設で画像的に分枝型IPMNと診断して6ヵ月以上経過観察した371例.方法1. 対象の経過観察期間における画像変化率と癌化率,2. 候補因子(年齢,性,嚢胞径,嚢胞径変化率,壁在結節高,壁在結節高変化率,主膵管径,主膵管径変化率,多発,隔壁肥厚様所見)の中から単変量,多変量解析を用いて由来浸潤癌と併存...

第55回日本消化器病学会大会IPMN新コンセンサス診療ガイドラインの検証

壁肥厚は" worrisome features" か?
肱岡 範(愛知県がんセンター中央病院・消化器内科)
【背景および目的】新たなIPMN国際ガイドラインの「BD-IPMNの診療方針選択のアルゴリズム」の中に「壁肥厚」所見が" worrisome features"として組み込まれた.しかし,壁肥厚がどの程度,悪性診断に寄与しているかについての詳細な検討はこれまでに報告されていない.そこで切除検体の壁肥厚径(WT)を測定し,壁肥厚径が良悪性の指標となる因子かを検討した.【方法】2012年までに切除され...

第55回日本消化器病学会大会IPMN新コンセンサス診療ガイドラインの検証

IPMN国際診療ガイドライン2012年度版の検証 ~EUSの位置づけはどこにあるか?~
鎌田 研(近畿大・消化器内科)
【目的】IPMN診療において,2012年国際診療ガイドラインの問題点を明らかにすること.【対象】2012年4月までに診断されたIPMN 572例うち,外科切除例42例と1年以上の経過観察例(いずれも分枝型IPMN)180例を対象とした.【方法】切除例:術前にUS,CT,MRIおよびEUSを施行し,主膵管型および結節ありの分枝型IPMNを手術適応とした.主病変を病理組織学的にlow/high-gra...

第55回日本消化器病学会大会IPMN新コンセンサス診療ガイドラインの検証

新ガイドライン手術適応決定における造影EUSの有用性の検討
大野 栄三郎(名古屋大附属病院・光学医療診療部)
【目的】新IPMN診療ガイドライン(GL)手術適応の悪性抽出率の検証と術前診断における造影EUSの有用性の検討【対象と方法】2012年12月までに当科で診断したIPMN456例中,手術施行158例をretrospectiveに解析した.GLの目的はより効率的に悪性例を診断し手術適応とすることでありその評価のために,1)適応階層毎に自験例での悪性抽出率を検討し,2)IPMN術前診断におけるMDCTと...

第55回日本消化器病学会大会IPMN新コンセンサス診療ガイドラインの検証

分枝型IPMNの切除例から見た国際診療ガイドラインの検証
山本 直樹(岡山大病院・消化器内科)
【目的】分枝型IPMNの切除例の解析により新GLの問題点を検証し,造影EUSがそれらの解決に寄与するかどうか検討した.【方法】2003年10月から2012年11月に切除されたIPMN75症例中,分枝型IPMN35例(男:女 26:9,平均年齢67.1歳,IPMA:IPMC 21:14)を対象とし,新GLの切除基準における悪性診断率を評価した.造影EUSは結節を有するIPMN症例に対してSonazo...

第55回日本消化器病学会大会IPMN新コンセンサス診療ガイドラインの検証

通常型膵癌の早期診断における分枝型IPMNの経過観察の有用性
飯星 知博(尾道総合病院・内視鏡センター)
【目的】2012年にIPMN国際診療ガイドライン(GL)が改訂されたが,当院における分枝型IPMN症例と新旧GLの検討を行い,問題点および通常型膵癌の早期診断における有用性を明らかにする.【対象・方法】1999年5月から2011年3月までに当院で経験したIPMN症例214例中,ERCPを施行して膵管内に粘液の存在を認めた190例を分枝型IPMNと診断し,そのうち,嚢胞径25mm未満,主膵管径7mm...

第55回日本消化器病学会大会IPMN新コンセンサス診療ガイドラインの検証

Worrisome featuresを示さない分枝型IPMN症例のサーベイランスプロトコールは変更するべきか?
羽廣 敦也(イムス札幌消化器中央総合病院・消化器病センター)
【目的】2012年版IPMN診療ガイドラインでは,”high-risk stigmata”と”worrisome features”が提唱され,これらのみられない安定した分枝型IPMN(BD-IPMN)症例では嚢胞径に応じた検査間隔の延長を提示している.長期間にわたって安定している場合に経過観察をどうすべきかについては実臨床で重要な問題であるがいまだに明確ではない.本検討では,worrisome ...

第55回日本消化器病学会大会IPMN新コンセンサス診療ガイドラインの検証

経過観察中のIPMNから発生した膵悪性腫瘍
河田 奈都子(大阪府立成人病センター)
【目的】IPMNの経過観察中にはIPMNの癌化と通常型膵癌の発生に注意する必要がある.両者における経過中の画像所見の変化を比較する.【方法】対象は当院で定期的に経過観察されていたIPMNのうち膵悪性腫瘍が発生した28例.内訳はIPMCが8例(以下,IPMC群),浸潤癌が20例.浸潤癌のうち嚢胞と浸潤部が離れており通常型膵癌であることが明らかなものが6例(以下,通常型膵癌群),嚢胞と浸潤部が近接し浸...

第55回日本消化器病学会大会IPMN新コンセンサス診療ガイドラインの検証

IPMN自然経過からみた膵癌発生と膵癌死-新旧ガイドラインでの比較検討
三島 沙織(国立国際医療研究センター・消化器科)
【目的】IPMNの分類,切除適応因子の有無における膵癌発生,膵癌死のリスクを長期経過観察例から検証する.【方法】当院で2001年から2012年までにIPMNと診断し,定期的な画像経過観察が可能であった285人を解析対象とした.IPMNの診断はMDCTまたはMRCPで放射線専門医が読影し,主膵管との交通を認める5mm以上の嚢胞性病変かつ急性膵炎の既往のないものとした.膵癌発生,膵癌死をエンドポイント...

第55回日本消化器病学会大会IPMN新コンセンサス診療ガイドラインの検証

分子生物学的解析によるIPMN併存膵癌ハイリスク群の同定
大塚 隆生(九州大・臨床・腫瘍外科)
IPMN併存膵癌の認知度も高くなり,IPMNを危険因子とした膵癌早期診断のための取組みが各施設で行われるようになってきた.一方,IPMN併存膵癌の早期診断のための経過観察間隔や診断法は施設間で異なり,2012年診療ガイドラインでも明確な指針は示されていない.我々は悪性IPMN切除後には3~4ヶ月ごとにCTあるいはMRIによる経過観察を,それ以外の切除・非切除を含むIPMNには6ヶ月ごとにCTとMR...

第55回日本消化器病学会大会IPMN新コンセンサス診療ガイドラインの検証

田中 雅夫(九州大大学院・臨床・腫瘍外科学)
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第55回日本消化器病学会大会IPMN新コンセンサス診療ガイドラインの検証