セッション

検索結果は6件です。

肝内結石症診療の実際と問題点
大屋 敏秀(労働者健康福祉機構中国労災病院消化器内科)
【背景・目的】肝内結石の診断と治療に関するmodalityは,多岐にわたる.厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患克服研究事業)難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究班における肝内結石分科会では,肝内結石診療の実態調査を行い,2009年に日本消化器病学会から提唱された胆石症診療ガイドラインの妥当性について検討を行った.【方法】研究協力施設(25施設/210症例)のアンケート調査の回答を集計し解析を行っ...

第99回日本消化器病学会総会胆道

成人生体肝移植後胆管狭窄に対する内視鏡的治療
木暮 宏史(東京大学光学医療診療部)
【目的】胆管・胆管吻合による生体肝移植後の胆管狭窄に対する内視鏡的治療の報告は限られている.当院における生体肝移植後の胆管狭窄に対する内視鏡的治療の成績について検討した.【方法】2003年6月から2011年12月までに73例の生体肝移植後胆管狭窄に対してERCPを施行した.生体肝移植時の平均年齢は51歳(18~67歳),男女比は38:35であった.グラフト肝の種類は右葉42例,後区域5例,左葉26...

第99回日本消化器病学会総会胆道

当院におけるEST併用endoscopic papillary large balloon dilatation(EPLBD)により治療した総胆管結石症例の検討
藤田 祐司(横浜労災病院消化器内科)
【目的】近年,総胆管の大結石や多結石症例に対して12mm以上の大口径バルーンを用いて乳頭拡張を行うendoscopic papillary large balloon dilatation(EPLBD)の有用性が報告されている.今回,endoscopic sphincterotomy(EST)併用EPLBD治療を行った自験例を調べ,その安全性,有用性を検討した.【方法】2008年9月から2012年...

第99回日本消化器病学会総会胆道

超音波内視鏡下胆嚢ドレナージ術の有用性
今井 元(近畿大学消化器内科)
【目的】担癌患者など患者背景により手術不能の急性胆嚢炎に対して経皮経肝胆嚢ドレナージ術(PTGBD)が実施されるが,PTGBDは患者ADLを低下し,自己抜去の危険性がある.EUS下胆嚢ドレナージ術(EUS-GBD)は新しいドレナージ治療として,近年その有効性について報告されてきた.今回我々は急性胆嚢炎および切除不能悪性腫瘍による閉塞性黄疸に対して実施したEUS-GBDの成績について検討した.【対象...

第99回日本消化器病学会総会胆道

BilINとPanINの病理組織学的特徴に関する比較検討
佐藤 保則(金沢大学形態機能病理学)
【目的】Biliary intraepithelial neoplasia(BilIN)は多段階発癌を示す胆管癌の前癌・初期癌病変として位置付けられ,膵臓のPanIN(pancreatic intraepithelial neoplasia)との対比を考慮している.BilINとPanINの個々の臨床病理学的特徴に関する解析は進行しているが,BilINとPanINの比較は十分に行われていない.今回,...

第99回日本消化器病学会総会胆道

GEM+CDDP併用療法を2次治療とした切除不能胆道癌に対する治療戦略
中村 和貴(千葉県がんセンター消化器内科)
【目的】切除不能胆道癌に対しGEM+S-1併用療法(GS療法)が試みられ,その有効性も報告されている.しかしGEM+CDDP併用療法(GC療法)の有効性が報告され,GC療法が標準治療となった.しかし,点滴時間が短いことなどGS療法の利点も多い.今回,1次治療をGS療法として,2次治療にGC療法導入した治療成績を後ろ向きに検討した.【方法】GC療法導入前後での1次治療法および2次治療法の変化および治...

第99回日本消化器病学会総会胆道