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検索結果は5件です。

Helicobacter pylori 感染が男性の骨密度へ及ぼす影響
珍田 大輔(弘前大大学院・消化器血液内科学)
【背景と目的】Helicobacter pylori (HP)感染は近年では全身疾患・生活習慣病との関連も報告されている.一般に骨粗鬆症は女性の疾患と受け取られがちだが,男性の骨粗鬆症も増加傾向で,その病因は明らかとなっていない.欧米ではHP感染,とくにCagA陽性株の感染が男性の骨粗鬆症の危険因子となりうるとされているが,本邦での検討はない.日本ではほとんどのHPがCagA陽性であ...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-2

クローン病患者の栄養状態に及ぼす経腸栄養剤使用と抗TNFα抗体薬の影響
池上 奈津子(高野病院・栄養科, 熊本県立大大学院・環境共生学研究科)
【目的】 クローン病(CD)は原因不明の難病であり,根本的な治療は確立されていない.近年抗TNFα抗体薬が開発され,CDの治療に大きな役割を果たしているが,根治治療ではないことや副作用が見られるなどの問題点が存在する.しかしながら,栄養療法の有無や,抗TNFα抗体薬使用が患者の栄養状態に及ぼす影響については明らかではない.今回CD患者の栄養状態に及ぼす経腸栄養剤,抗TNFα抗体薬使用の有無の影響に...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-2

5-FU誘発消化管障害モデルにおけるGFOの障害軽減効果の検討
山田 歩規代((株)大塚製薬工場・OS-1事業部 栄養研究室)
【目的】GFOはグルタミン,食物繊維,オリゴ糖を含有し,TPN施行患者の消化管粘膜の萎縮防止や終末期がん患者の免疫能の低下防止が報告されている.上記のような作用から,GFO摂取は化学療法の副作用である消化管障害を軽減させる可能性が考えられた.本研究では5-FU投与による消化管障害モデルラットにおける,GFO投与の障害軽減効果を検討した.【方法】試験物質(Normal群,5-FU群:水,Glucos...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-2

オキナワモズク由来活性化フコイダンのストレス症状軽減作用
早川 弘子((株)ヤクルト本社・ヤクルト中央研究所)
【目的】オキナワモズク由来活性化フコイダン(以下,活性化フコイダン)には,胃不定愁訴等の上部消化管での機能性疾患に対する改善効果が認められている.今回,ストレス性の腹部・便通異常等の下部消化管の機能性疾患に対する作用を動物実験とヒト試験で評価したので報告する.【方法・結果】1.動物実験:活性化フコイダンを含む飼料で1週間飼育したSD系雄性ラットに2時間の拘束ストレスを負荷し,血中コルチコステロン濃...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-2

膵導管細胞上皮における重炭酸イオン輸送のコンピュータシミュレーション
山口 誠(名古屋大大学院・健康栄養医学)
【目的】膵導管細胞上皮は,約140 mMのHCO3-を含む等張液を分泌する.我々は,MATLAB/Simulinkを用いて,basolateralおよびapical membrane(BM,AM)に発現するイオン輸送体を介するイオン流速を定式化し,HCO3-輸送をシミュレーションしている.本研究では,MATLA...

第55回日本消化器病学会大会消化吸収-2